3月号
春特集「花と緑の淡路島へ」 AWAJI島カフェめぐり
潮の香り、緑の風、澄んだ空。
豊かな自然に満ちた淡路島には島ならではのエスプリに満ちた個性的なカフェが多い。
都会では味わえないゆったりとした時間と御食国ならではの味覚があなたを待っている。
さあ、やすらぎの島カフェへ!
地平線と行き交う船を眺め島ならではのキュイジーヌを
食房NICE(ニース)
淡路の西海岸、プロヴァンスあたりのオーベルジュのような雰囲気のカフェに出会う。ジャズが流れ、窓の外には大海原が広がる。
「食房」と称するだけあり、料理には一本筋が通っている。ブイヨンからフォンドヴォー、ドレッシングに至るまで自家製。タコや淡路牛、新鮮な野菜など地元・淡路の食材をふんだんに用い、手づくりへの情熱とほど良い遊び感覚が見た目も味も洗練された料理へと昇華させる。
淡路で人気を博している牛丼プロジェクトにも参加し、「淡路牛と淡路玉葱のキーマ丼」をリリース。ミンチにした淡路牛と玉葱を、食感を損なわぬようサッと濃いめの出汁で煮て淡路米のごはんにかけ、焼き目も美しい淡路牛の炙り焼と温卵をトッピング。ビーフの旨味を満喫できるおすすめメニューだ。
気軽に味わえるパスタやボリュームある定食メニュー、本格的なコースまでお好みで。ゆったりと味覚のバカンスをお愉しみあれ。
食房NICE(ニース)
TEL.0799-82-2880
淡路市野島蟇浦157-1
【OPEN】9:00~14:30 17:00~20:00
【定休日】月曜休(祝日は営業)
【アクセス】淡路ICより車で約20分
ヨットからの来訪もOK マリーナサイドのカフェ
ナチュラルカフェ 南風花 Haibana
洲本温泉郷の南に突き出たちいさな岬の突端、サントピアマリーナに接する絶好のロケーション。カフェ内は明るくパノラミックで、正面にはプール、右には帆を休めるヨットが。沖縄風のネーミングや涼やかな藤家具ソファなど、南の島のイメージそのままにゆったりと時が流れている。
日だまりのようなティータイムは、南あわじの名店G.ELMの舌触りの良いジェラートや、スパイシーなフレッシュジンジャーエールとともに、ボサノヴァのリズムに身を委ねよう。毎朝焼きたてのホテルベイクパンをショップで買って、カフェでのイートインもできる。
バータイムも愉しめるのが、南風花の魅力のひとつ。幻想的なサンセットは、ぜひテラス席で。星たちが囁きだしたら、淡路の地ビールやカクテルを。
海のホテル島花の中にある、知る人ぞ知るスポット(カフェ利用のみもOKなのでお気軽に)。ヨットで乗り付けることも可能だとか。セレブ気分で、ちょっぴり優雅な〝島時間〟を。
ナチュラルカフェ 南風花 Haibana
TEL.0799-24-3800
洲本市小路谷1277-5 海のホテル島花1F
【OPEN】11:00~23:00
【定休日】無休
【アクセス】洲本ICより車で約20分
http://www.shimahana.com/
本能が求めてしまうオーガニックでアートな空間
cafe Nafsha (ナフシャ)
倉庫のような建物の2階。隠れ家のようなロケーションに、無垢材の床、廃材のテーブル。とにかく、どこか落ち着く。ナフシャとは、宇宙の根源と私たちを結ぶものという意だとか。オーナーの尾崎泰弘さんは現代芸術のアーティスト。遊び心のある作品が何気なく飾られ、静かな入江を望む窓の景色すら絵画に見えてくるから不思議だ。
スイーツもまた芸術。自家製のチーズケーキは、チーズクリームの酸味とココアのほろ苦さが絶妙。ドリンクとセットなら50円引き、おまけのデザート(ドリンクを待つ間の付き出しデザートだとか)も付いてきてお得。濃いめのチャイやトロピカルなジュースなど、ドリンクメニューも豊富。淡路産の食材を使ったランチ、ディナーは体にやさしい手作りの無国籍料理で、食材を仕入れる関係で要予約とのこと。
アート雑貨の販売やライブなども要チェック。階下のギャラリーや庭では、異次元飛行装置(!?)や恐竜など、尾崎さんのどこか温かくユニークな作品が童心を呼び覚ます。子どもと一緒に楽しめるのも嬉しい。
cafe Nafsha (ナフシャ)
TEL.0799-64-1121
淡路市生穂1604
【OPEN】11:00~17:00
【定休日】水曜定休
【アクセス】津名一宮ICから車で約10分
http://nafsha.geo.jp/