11月号
早くて安い!神戸空港からひとっ飛びの旅!!|神戸〜沖縄の飛行機旅(前編)
神戸空港からひとっ飛びの旅、第七回~沖縄・前編~は、冬の沖縄大人旅【心ほどける和みの湯】。海も空も広く青い沖縄ならではの湯浴みを愉しんで、心もカラダものびやかに。沖縄未経験の人も、夏の沖縄しか知らない人も、冬の沖縄へゆるやかな癒し旅にでかけてみてはいかが。
ゆっくりと、沖縄。
楽園スタイルの湯
沖縄特集は、「沖縄観光コンベンションビューロー」の美人スタッフ、座波珠美さんと楽しい沖縄ドライブ取材。
「照りつく太陽がまぶしい夏と違い、沖縄の冬は穏やか。1月に桜が開花するなど、花にあふれ、日本が一番冷え込む真冬でも気温が10度を切ることがほとんどありません。時間に追われず、ゆっくりと旅ができるのも、この季節ならでは」と座波さん。
今回、車で巡ったのは沖縄本島南部の南城(なんじょう)市方面。琉球開闢(かいびゃく)伝説による琉球王国最高の聖地であるここには昔ながらの佇まいや自然が色濃く残り、悠久の時間が流れているよう。
「琉球王国時代に思いを馳せ、刻一刻と表情を変化させる海や空を眺めながらの湯浴みは最高ですよ」。
島時間に身をゆだね、ごゆるりと…、冬の癒し旅は沖縄へぜひ!
家族や夫婦、友達…、一緒に行く人&季節にスポットを当ててお勧めの沖縄旅行をガイドする
「旬香周島おきなわ」(http://cp.okinawastory.jp)
座波 珠美さん
(一財)沖縄観光
コンベンションビューロー
天空の湯が自慢
古きをとりこんだ新しい沖縄の宿
今回、訪れたのは沖縄本島南部の東海岸、南城市の岬の先端に建つ、高級リゾートホテル【百名伽藍(ひゃくながらん)】。赤瓦や琉球石灰岩など沖縄の素材をふんだんに用いた和琉(わりゅう)様式の建物にある17部屋全てが海に面し、視線を遮るものは一切ない(写真1)。
「オーシャンビューというよりオーシャンフロント(笑)。お部屋の真下に透明な海で群れ泳ぐ魚までご覧になれます」と案内してくださった、これまた美人なスタッフの石川晴子さん。
館内にはガジュマルが生い茂る中庭、洞窟(ガマ)に佇む7m余りもの石仏ほか、ギャラリーや禅の部屋、ライブラリーもあり、多彩なくつろぎの時間を提案。自慢は最上階の天空の湯「方丈庵(ほうじょうあん)」。海に面した露天風呂付きの庵(写真2)が連なり、朝陽、夕陽、月や星の輝く夜と、空色に染まる湯(写真3)で心安らぐ時を過ごせる。
県産黒毛和牛ヒレ肉のステーキ、じーまーみポタージュなど、地元食材を生かした和琉会席も評判。施設を利用できるのは13歳以上のみと、まさに大人のためだけの贅沢なステイを約束。帰り際に再訪を予約するお客さんが少なくないというのも納得の心地よい宿。
【百名伽藍】
沖縄県南城市玉城字百名山下原1299-1
TEL:098-949-1011
那覇空港から車で約30分
http://www.hyakunagaran.com/
「冬こそ、ぜひ南へ。沖縄南部エリアは癒しスポットが多いですよ」と座波さん。“さちばるの庭(幸原の庭)”の自然の息吹に癒されるカフェ「山の茶屋 楽水」に、真っ青な海に向かって大きく孤を描く「ニライカナイ橋」、ちょっと足を延ばして、沖縄天ぷらで有名な「奥武島」もぜひ立ち寄りたい!!
史跡のような百段の石の階段を、えっさかと登って、たどりつく「山の茶屋 楽水」。隠れ家的な立地も面白いが、店内にはさらに感動が待っている!まず驚くのが壁一面の巨岩。建物がちょうど岩にはめ込まれるように建っている。「自然のままなので草も生え、生物も顔を出します(笑)」と店長の稲福堅勇さん。
窓からの美しさにも息をのむ。環礁の海が目の前に広がり、キラキラと輝いている。秋は森に抱かれるようにつくられたテラス席もおすすめだ。森一帯は「さちばるの庭」と名付けられ、プチトレッキング気分で自由に見学できる。がじゅまるの木や宿泊用コテージ、展望台に、てっぺんにはイベントのためのレンタル空間「天空の茶屋」も。
もともとこの地にあったものを主役にした庭だからこそ、生きている幸感じる時間を過ごせそう!
【山の茶屋 楽水】
沖縄県南城市玉城字玉城19-1
098-948-1227
11時~18時(LO17時)
※月曜10時~木曜定休
飛行機旅でしか楽しめない時間と空間
沖縄への空の旅は、フライトに宿泊やレンタカーなど組み合わせて作るオリジナル
フリープランはいかが。時間に余裕ができれば、空港の人気グルメも楽しめる♪