2019年
1月号
1月号
イニエスタ選手、 兵庫県立 こども病院を訪問
昨年11月28日、兵庫県立こども病院にヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手が訪れ、子どもたちと交流した。スペイン語で自己紹介を始めるイニエスタ選手。その穏やかな声と表情に子どもたちの緊張がほどけ、質問コーナーではこんなやりとりが見られた。
「どんな練習をしているの?」。
「毎日目標をもって練習している。休憩することも大事なこと。サッカーのためにすべての時間を過ごしている」。
「好きな言葉は?」。
「努力とリスペクト。努力はうまくなるために必要だし、チームメイトや監督をリスペクトすることも重要」。
移籍して初の慈善事業。この背景には大人たちの強い思いがある。子ども支援プロジェクトの一環として、玩具を贈ってきた神戸西ロータリークラブ笹倉宣也会長が「夢を贈るのも大人のつとめではないか」とイニエスタ選手の訪問を望み、手紙をしたためる。会長の気持ちに賛同した人々の手を介し、本人の手に渡ってから訪問まではあっという間だった。
「また会いましょう。次はスタジアムで」。来シーズンはイニエスタ選手に会いに行こう!