幸せの空間、時間づくりに全力投球！「HOTEL KITANO CLUB」のコンセプトは～もっと楽しく、もっと自由に、もっとオシャレに～｜神戸をもっと面白く！

2018年
10月号

インスタ映えする空間で、ハウスウエディングをはじめ、女子会や誕生日会など、自由に楽しんでもらうことを目的としている

幸せの空間、時間づくりに全力投球！「HOTEL KITANO CLUB」のコンセプトは～もっと楽しく、もっと自由に、もっとオシャレに～｜神戸をもっと面白く！

椋木玲さん
株式会社クレ・ドゥ・レーブ　取締役営業本部長

「北野クラブ」「北野クラブソラ」、今年2月にオープンした「HOTEL KITANO CLUB」の結婚式や披露宴の企画・運営・管理を行う会社「（株）クレ・ドゥ・レーブ」。取締役営業本部長の椋木玲さんは、小麦色の肌がまぶしい、さながら太陽のような人。生え抜きの女性役員ながら偉ぶらず、そのバイタリティと笑顔で、若手スタッフをぐいぐいと引っ張っていく姉御的存在だ。

ジェニファー・ロペスから新しい人生がスタート

大学を出て、就職したのは大手銀行。最初に配属された外国為替課から個人融資課へ移動となり、お客様との対応の時間から笑顔がどんどん減っていきました。ビジネスとは厳しいもの、常に笑顔でいられるわけではないと思いながらも本当にそうだろうか…という葛藤がふくらみ、退社。夢だったイギリスへ一年間、留学することにしました。これからの人生、どうしよう。目的もないまま帰路についた飛行機で見た映画がジェニファー・ロペスの「ウエディング・プランナー」でした。人を笑顔にできる職業があった！そうして求人をしていた弊社に入社。代表・浅木雄三の「神戸にハッピーな空間をつくりたい」という姿勢に共感できましたし、コミュニケーションをとるのが好きだったこともあり、こんな楽しい仕事があったのだと夢中になりました。
当時、主流だったホテルウエディングは、失礼ながら頑張りすぎていてダサい（笑）。ウエディングプラン会社も提携する会場やドレス会社とのやりとりを管理するだけの表面的なビジネスに思えました。もっと新郎新婦に寄り添って、そこにしかない、非日常的な空間で、最高のおもてなしと一生忘れられないパーティ空間を演出したい。「北野クラブソラ」の開業メンバーとして関わるなか、色々なアイデアを出し、一つひとつ実現していく作業はやりがいがありました。もちろん失敗やお客様からのおしかりもありましたが、厳しくても目標にむかって笑顔で頑張ることができる。大切なのは『人に喜んでもらえることがしたい』という自分の気持ち。ブライダルの仕事に全力投球、チャレンジ意欲もとどまることはありません（笑）。

テーマは“Take it easy!” SNS映え間違いなしの空間

2018年2月、北野⼀望の贅沢な眺めを有するフレンチレストラン「北野クラブ」に隣接する形で、「ホテル北野クラブ」がオープンしました。創業60年の伝統を継ぐ美⾷と洗練されたサービスの「北野クラブ」、大型かつテーマ性を持たせた会場の「北野クラブソラ」とは全く違う、今までの常識を打ち破る全く新しい“上質なカジュアル空間”で、“究極に進化したウエディング”へ挑戦しています。　
何が違うのか？　例えば、「ホテル北野クラブ」ではいきなり乾杯もOK。従来の結婚式場では当たり前とされてきたルールをなくし、お気に入りのアイテムやドレスの持ち込みも自由、新郎新婦がこだわりたい部分に注力できる新たなウエディングスタイルを提案しています。楽しくてオシャレでフォトジェニックな空間をつくることで、お客様のSNSでPRしていただく。高い宣伝広告費を省くことによって、カジュアルだけれど、ふたりの理想をとことん追求できるようになっています。何でもあり（笑）で自由度が高い分、必然的にスタッフの力の比重が高くなります。
私は結婚式とは人がつくるもの、と思っていて、スタッフには自分ごと以上に、新郎新婦の大親友になる思いをもって、3人で完成を目指すよう指示しています。準備の段階から楽しく、モノよりコト、時間、空間が最高になるようご提案。今の時代、面倒だとか、どうせ同じようなパーティだし…という理由で結婚式を挙げない人が増えてきています。そんな中、こんなパーティなら自分もしたいと思っていただけるような結婚式をつくりあげ、北野の街、そして神戸でハッピーな時間が増えていく、お手伝いができればいいなと考えています。