映画をかんがえる | vol.37 | 井筒 和幸
80年代が幕を閉じても、ボクはまだ世間でいう大人にはなっていなくて、少年の続きのままで現実…
80年代が幕を閉じても、ボクはまだ世間でいう大人にはなっていなくて、少年の続きのままで現実…
1989年。年が明けてすぐに、「昭和」が終わり、「平成」と年号が変わったその年に使っていた…
ニューヨークでのテレビ番組のロケ仕事も終わり、一息ついてるうちに、88年も年の瀬を迎えてい…
1980年代は、30代のボクにはあっという間の時代だった。映像を撮る仕事を次から次と夢中に…
87年、確かに、世の中は浮かれまくっていたようだ。テレビ番組では『金子信雄の楽しい夕食』な…
いきなりだが、思い出の映画たちを語る前に、今の世界情勢のことに触れたいのでお許し願いたい。…
1987年の初め、ボクはニューヨークにいた。次から次へと撮ってきた映画仕事が途切れてしまい…
1986年の4月下旬から、ゴールデンウィーク用として、『犬死にせしもの』は岡本喜八監督の『…
敗戦直後の瀬戸内海を舞台にした海賊アクション、『犬死にせしもの』の苦難続きの撮影がアップし…
昔から、映画は英語で「モーションピクチャー」と言われ、日本ではそれを直訳して「活動写真」と…
振り返ってみれば、1985年は世の中全体が浮足だっていた時代だった。この年の流行語は大学生…
製作途上にある映画は、どれだけ素晴らしく感動的な脚本が用意されていても、画像作りのセンス、…