2024年
5月号
5月号
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六甲山頂の道路の拡張工事に伴い移設を終えた白鬚神社
六甲山開祖・グルームゆかりの 白鬚神社がお引っ越し
3月29日、本誌2023年6月号でご紹介した六甲山上の白鬚神社ならびにその敷地にあった「グルーム地蔵」や石碑などが移設され、開眼供養がおこなわれた。
白鬚神社は六甲山の開祖、A.H.グルームがかわいがっていた狐のつがいの霊を、彼の子息が1933年にお祀りした神社で、白鬚大明神と白菊大明神を奉斎している。「グルーム地蔵」は明治30年代に子どものいたずらで首が取れた地蔵像をグルームが修復、ならびに複製したものだ。
抜けるような青空のこの佳き日、グルーム孫の会のみなさん、新しい社祠を寄贈した丸井商会の丸井茂嗣社長や工事関係者など参列者が見守る中、摩耶山天上寺の伊藤浄真副貫主が祈祷してお祀りする神様や仏様の魂を〝新居〟へと導いた。
以前の場所は六甲山上を縦断する県道明石神戸宝塚線沿いの少し小高い森の中で急な石段の先だったが、新たな場所は道のすぐ脇となり、より気軽に参詣できるようになった。また、道路もリニューアルが完了して歩きやすい歩道も設置され、ドライブもハイキングも快適になった。神社の前の横断歩道を渡ったところがアイスロードの下山口なので、道しるべにもなりそうだ。
六甲山を訪ねた際にはぜひ立ち寄って手を合わせ、この山を切り開いたグルームに思いを馳せよう。
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新しい社祠も寄贈された
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グルーム地蔵も移設
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3月29日に行われた開眼供養
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摩耶山天上寺・伊藤浄真副貫主
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六甲山頂の道路の拡張工事に伴い移設を終えた白鬚神社