2021年
5月号
5月号
GLION MUSEUM 名車との出会い vol. 13
威風と品格が漂うパッカード
─パッカード120(ワン・トゥエンティー)─ (1938年式)
戦前のアメリカにおいて、キャディラックをも凌ぐ存在だったパッカード。電気関連商材の会社を営んでいたパッカード兄弟が1899年に創業、1915年には量産車で米国初のV型12気筒エンジン搭載の高級車を開発し、ボディーも要望に応じコーチビルダーが競って架装したカスタムボディが多数用意され、王侯貴族やハリウッドスターなど多くのセレブたちが愛用した。ステイタスもクオリティも高く、〝Ask the Man Who Owns One〟(真価はその所有者に就て聞かるべし)というキャッチコピーに自信が伺える。世界恐慌以降には中価格帯市場にも進出、直列8気筒のパッカード120を発売し年間約25,000台の大ヒットに。価格は銀行員の初任給が日本円で70円の時代に11,500円~。排気量4,622cc 最高出力110PS 最高速137km、堂々たる姿に、威厳と品格が漂う。
お問合せ
ジーライオン ショールーム
大阪市港区海岸通2-6-39
(大阪・赤レンガ倉庫内)
TEL:06-6573-3007
FAX:06-6573-3172
定休日:月曜日
http://glion-showroom.com/shop.php