2021年
5月号
対談ホスト役の三好万記子さん(写真右)と多賀美佐さん(写真左)。取材場所にバルーンを持ち込んでくださった多賀さん。「お店がある芦屋はセンスの高い方が多く、お客様から学ばせていただくことがたくさん」と語る多賀さんご自身、サックスブルーを効かせたバルーンに同色のスカートがとってもお洒落!

輝く女性Ⅲ Vol.12 Balloon Balloon 代表 バルーンコーディネーター 多賀 美佐さん

カテゴリ:お洒落・ファッション, 神戸

人気料理サロン「ターブルドール」代表の三好万記子さんがホスト役となって、輝いている阪神間在住の女性にお話を伺うシリーズ。
おもてなし上手な三好さんとの対談から、どんなオイシイお話が飛び出すことでしょう。
今回、お話を伺ったのは…

Balloon Balloon 代表 バルーンコーディネーター 多賀 美佐さん

誰かを想う気持ちをバルーンに詰め込んで…
幸せが膨らむ、その方にとってのベストな提案を。

見た人の心にキュン♡と響くバルーン作品の数々。「Balloon Balloon」代表の多賀美佐さんが作り上げるバルーンのギフトやデコレーションには、皆を笑顔にする力が詰まっています。「バルーンでハッピーを届けたい!」という熱い想いを秘めた多賀さんに、お仕事をする上で大切にされていることを伺いました。

…バルーンコーディネーターとして引っぱりだこの多賀さんですが、お仕事を始められたきっかけは?
バルーンを仕事にする、なんて想像もしていませんでした。大学卒業後は、住宅関連の営業兼インテリアコーディネーターとして働いていました。ただ時々、同僚の結婚式や送別会で手品などを披露したりしていたんです。サプライズで人を喜ばせるのが好きな性格だったので(笑)。その後、結婚して、子どもができ、しばらくは主婦業に専念していましたが、子どもが大きくなり、学校から帰宅するまでの時間を利用して、芦屋のイベント会社を手伝うようになりました。社員3人という小さな会社ながら社長がアメリカ人ということもあり、海外からパフォーマーを招いたイベントなど色々な企画に携わらせてもらいました。バルーンを初めて意識したのは、義父のお誕生日でバルーンショーをやった時です。作り方も何もわからなかったのですが、アメリカから本を取り寄せ、ただただ夢中で猛練習をしました。義父にバルーンで作った帽子や花束をプレゼントするととっても喜んでもらえたんです。人を笑顔にできるバルーンの力に感動し、バルーンって愉しい!と思いました。

…では最初は、バルーンの“パフォーマー”をめざされていたのですか。
いいえ、仕事でパフォーマーさんと関わっていたこともあり、プロになるならばアメリカで演技の勉強をするべきとアドバイスを受けました。この世界では技はもちろん、それ以上に演技が大切だからです。愉しいバルーンに関わっていきたい。とはいえ、演技を見せたいわけではない。そこでパフォーマンスではなく、場を演出する“デコレーター”として、皆に喜んでもらおうと考えました。バルーン演出の勉強をして、娘のお誕生日会などの飾りつけをしていると、うちの子のお誕生日会でもとか、サロンのクリスマス会でも、という具合にどんどんパーティを演出する機会が増えていきました。やがて知らない方からの依頼も来るようになり、展示会での飾り付けやイベント装飾、ウエディング、開店祝い、発表会など、趣味でお手伝いしていた世界から少しずつお仕事になっていきました。

…多賀さんがお仕事としてスタートされた2000年頃、私はフランスで暮らしていたんですが、海外の方のパーティに対する熱意に驚いたことをよく覚えています。子供のバースデーパーティならば、ブローニュの森や動物園など会場を厳選して、色々な演出を企画するんです。私も自分の息子の時に日本からヨーヨーを取り寄せて釣り上げるゲームなどを企画しました。子ども達やお母さん達にも喜んでもらえ、自分もワクワクして。パーティは準備段階から既に楽しいですよね。
招待するゲストやプレゼントする相手のことを思い浮かべ、どうすれば喜んでもらえるのかと考えるワクワク感がありますよね。私も誰かを想う気持ちをバルーンと一緒に届けたいと願っています。

…出張のバルーン演出に加え、お店も構えるようになったのは?
実はもったいない!を発端にしているんですよ(笑)。バルーンを膨らませるガスはレンタルなので使い切って返そう!と、家にあるバルーンを全部膨らませてみたんです。バルーンで満たされた部屋を見て、すごく幸せな気分になったんですね。他の人にもぜひ、この幸せ気分を身近に味わってほしいと思って、お店のオープンを決意。場所も良かったと思います。芦屋をはじめ阪神間には、バルーンを面白いと理解してくださる方がたくさん住んでおられ、多くのお客様に支えていただきました。

…バルーンを売って利益を出そうとビジネスライクに始められたわけではないんですね。こういうお仕事って本当に楽しい!と思っている人でなければ、その魅力をみんなに伝えることが難しいですよね。多賀さんがバルーンの作品を作るうえで気をつけていることはありますか。
ギフトでもデコレーションでも、依頼していただいた方の想いにぴったりな表現ができるよう心がけています。美しさや可愛らしさという見た目に限らず、ボリューム感だったり、サプライズ感だったり。どんなことを幸せと感じられるかを読み取ることがポイントです。バルーンというモノを売っているのではなく、喜んでいただくサービスを売っている、そこに価値を感じていただければ嬉しいですね。その方にとってのベストを作りあげるために、とにかくお客様のことを理解するよう努めます。例えば、ミュージシャンの方への贈り物と聞けば、歌を聞いてヒントを探したり。難しいご要望であっても「できない」ではなく、「こんな形に変えればできますよ」とご提案できるように、スタッフさんたちとも日々アイデアの引き出しを増やすことを大切にしています。スタッフさんは皆、私と同じ想いを共有してくれていて、お客様から言われた仕事を100%こなすだけではなく、お客様の期待を大きく超える仕事をやろうと頑張ってくれています。自分達もお客様と一緒に作り上げているという感覚があるので、パーティ当日が晴れると嬉しいですし、無事喜んでもらえたかと心配もします。スタッフさんは私にとっての宝物ですね。バルーンを使った演出は無限大にありますから、今後もスタッフさんとお客様と一緒に、ワクワクしながら夢を膨らませるお手伝いをしたいと思います。

…お客様のことを心から思っておられるから、一度利用された方がリピーターになったり、お友達に紹介されたりが多いんですよね。多賀さんはふわふわと愛らしい少女のような印象でしたが、実は飛ばされてしまわない、芯をしっかりと持っておられるのがカッコいい。バルーンを軸に様々なカタチで空間や時間をもっと楽しくしてもらえそうです。コロナ禍でおこもりしていると気分も沈みがちですが、夢が膨らむ多賀さんのバルーンで、幸せ気分を味わってみられてはいかがでしょう。贈る方も贈られる方もハッピーに、子どもだけでなく、大人の私たちもきっとワクワクしますよ!

対談ホスト役の三好万記子さん(写真右)と多賀美佐さん(写真左)。取材場所にバルーンを持ち込んでくださった多賀さん。「お店がある芦屋はセンスの高い方が多く、お客様から学ばせていただくことがたくさん」と語る多賀さんご自身、サックスブルーを効かせたバルーンに同色のスカートがとってもお洒落!

三好さんからの質問コーナー

Q.ハマっているグルメや気になるお店はありますか。
A.「Balloon Balloon」のご近所にある「鉄板 さはら」さんです。ステーキをはじめ、とんぺい焼きや焼きそばなど一品も美味しく、ついつい食べ過ぎてしまいます。同じくご近所の焼肉店「炭火焼肉 李杏」の店主のお姉さんがオーナーシェフで、二の腕がキュッとしまったカッコいい彼女が目の前で焼き上げる様子を眺めながら、お食事できることも魅力の一つですよ。


Balloon Balloon 代表 バルーンコーディネーター 多賀美佐

芦屋市在住。世界公認となるパイオニア社認定資格CBA(Certified Balloon Artist)保有。芦屋市東山町のバルーン&パーティーアイテム専門店「Balloon Balloon」代表。カラフルでキュートな風船をはじめ、紙皿やキャンドルなどのパーティグッズを展開。ショップのみならず、お誕生日会や結婚式、送別会など、小さなパーティ演出から大規模な企業の展示会・イベント、ディスプレイまで、様々なシーンに合わせたオリジナルのバルーンギフトやバルーンデコレーションを提案。お客様のご要望を丁寧に汲み取った唯一無二の提案力とデザイン性の高さが評判を呼び、各方面で大活躍。


三好 万記子(みよし まきこ)

株式会社ターブルドール 代表取締役
神戸女学院大学卒。パリに3年間滞在中、フランス料理を学ぶ。ル・コルドン・ブルーにて料理ディプロマ、リッツ・エスコフィエにてお菓子ディプロマを修得。帰国後、西宮市・夙川にて料理サロン「Table d’or」主宰。ケータリングではディスプレイを含むトータルコーディネートに定評あり。2020年9月、芦屋市にレストランカフェ「78Fuzuki Yaoka」をオープン。美味しく身体に優しく創造的なメニューを次々と考案し、開業直後から予約が埋まる。企業へのレシピ提供など、「食」を幅広くプロデュース。

撮影協力:平尾工務店
芦屋山手町レジデンスにて

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