7月号
華麗なるデザインの原点も展示 神戸マツダファンフェスタ2016
6月4・5日、六甲アイランド神戸ファッションマートで「おかげさまで75周年!神戸マツダファンフェスタ2016」が開催。「ファッショナブル&エキサイティング」をテーマに、例年に増してかっこよさとアート性がクローズアップされた。
今年の「神戸マツダファンフェスタ」は、スタイリッシュなデザインのマツダにふさわしい会場で「ファッショナブル&エキサイティング」をテーマに、例年に増してかっこよさとアート性がクローズアップされた。さらに今回は神戸マツダ創業75周年を記念し盛りだくさんの内容で、ファミリーはもちろん、コアなマツダファンも大いに満足するイベントとなった。
1階のアトリウムプラザでは、マツダを代表するアクセラスポーツやアテンザ、CX5・CX3、ロードスター等の実車に触れて体験できるだけでなく、往年の名車コスモスポーツやマツダ323(ファミリア)1000湖ラリー仕様なども展示された。中でもLM55と787Bが同時に並ぶ貴重なシーンも展開されて、スマホ片手に撮影する人も多数。また、ロータリーエンジンを駆ってサーキットを疾走した伝説のドライバー、片山義美さん(今年3月に逝去)を偲ぶスペースも設けられ、お別れの会も開催された。ほかにもタイヤメーカなどのサプライヤーのブースやレアなマツダグッズの販売ブースなども開設。ステージでは女性レーサーの第一人者、井原慶子さんや、ロードスターの開発責任者・山本主査とモータージャーナリストのトークショーがおこなわれた。
9階で目を惹いたのはマツダ独自の「魂動:KODO」デザインの原点であり象徴である貴重なオブジェなどマツダ本社の〝門外不出〟のアイテムが並んだデザインラボのスペース。デザインに対する熱い思いやものづくりへの深い思考を体現し、ディーラー主催とは思えないような濃い内容で、カーマニアの心を虜にした。もちろん、大人だけでなくキッズたちが楽しめるスペースも充実。トミカ・プラレールわくわくパークではトミカつりなどのミニイベントも開催、一日中子どもたちの歓声が響いた。また、親子で楽しめる手づくり体験&ビューティーゾーン、淡路島をはじめ高槻や佐世保などのご当地有名バーガーが味わえるコーナーも大盛況。ホールでは4日に沢田知可子さん、5日に植村花菜さんのライブで盛り上がった。
多くの来場者が訪ねたがセールスは一切なし、ブランドイベントに徹するこだわりが随所に伺えた。とにかく楽しめるイベントで、来年も楽しみだ。