11月号
苦楽園のお店 2〜5
anjico 作家さんの器+小さなカフェ
住宅街の路地を奥へ進む夙川沿いで、母娘で静かに営む器屋さん。無垢材と白壁の内装は「自然素材を使ったシンプルなものが好きだから。選ぶ作品にも共通しています」と井口美緒さん。陶器、磁器、ガラス作品…二人が見つけたお気に入りが並ぶ。使い勝手の良さもセレクトの基準というのは女性ならでは。不定期での個展開催や、桜が満開の季節にはイベントなども。展示作品を使ってときどきオープンする小さなカフェも楽しみのひとつ。
ココが好き!苦楽園
オーナー 井口 美緒 さん
「店名の由来にもなった愛犬のアンジーと一緒にお散歩する夙川沿いの並木道」
anjico
結善町6-27
TEL:0798-72-2100
営業:11:00-19:00
休業:月曜・火曜定休
Flowers アメリカンなハンバーガーショップ
大好きなアメリカをコンセプトに苦楽園で商いを始めて16年。5年前、駅前2分のこの場所に移転オープンしたのが「フラワーズ」。具材に合わせて特注するパンにボリューム満点の具材。がっつりいけるバーガーが人気。開業当時の「あのバーガーが食べたい」というファンの声に応えて復活した「クラシックバーガー」はしっかりしたパンとオニオンソテーを練込んだ甘みのあるお肉。もちろんグリル料理もがっつりと!
ココが好き!苦楽園
オーナー 山本 勝浩 さん
「ここはホテル・クラクエン。部屋=家を一歩出たら、食べる、飲む、着る…何でも揃う。一度住んだらハマる街」
Flowers
南越木岩町8-13-103
TEL:0798-31-6965
営業:11:00-11:00
休業:月曜定休
Cafe ROOTS 焼きたてパンのサンドイッチ
世界中の好きな国や好きなものを「ルーツ(根っこ)」に、ご夫婦で9年前に始めたカフェ。根っこを張る場所に苦楽園を選び、NYのカフェのような開放的な空間を造って、お気に入りの雑貨を入れた。修行を積んだパン職人のご主人が毎日焼く5種類のパンは、チャバッタ・カンパーニュ・ポテトブレッド・ドッグロール・ピタパン。「焼きたてパンに具材を挟んだ出来たてサンドイッチを食べてもらいたい」。二人の熱意が伝わってくる。
ココが好き!苦楽園
オーナー 山田 公之 さん
「人の心が温かくて、川と海と山の自然がそろっている。深呼吸ができる街です」
Cafe ROOTS
菊谷町13-20
エム苦楽園102
TEL:0798-70-0417
営業:10:00-21:00
休業:月曜定休(祝日の場合は翌日)
RYOICHI YAMAUCHI シンプルだけど美味しいパン
阪神間で修業した山内亮一さんが10年前にオープン。数ある苦楽園のパン屋さんの中でもその人気ぶりには驚かされる。秘密は?「当たり前のことを当たり前にやっているだけ」。2日前から仕込み、熟成させ焼き上げる「食パン」は開店と同時に売り切れる。季節感も取り入れて常時50~60種類のパンが並ぶが、見た目の派手さは追求しない。どれもシンプル。「食べてみて『ヤマウチのパンだ!』と気付いてもらえるのが理想です」
ココが好き!苦楽園
オーナー 山内 亮一 さん
「いいものはいいと認め、ダメなものはダメと指摘してくれる。だから、いいものが生まれる街」
RYOICHI YAMAUCHI
南越木岩町15-1
ルーブルコート苦楽園
TEL:0798-73-4760
営業:8:00-18:00
休業:月曜定休・木曜不定休