2022年
7月号
7月号

Movie and CARS|フェラーリ308 クワトロバルボーレ / ポルシェ911SC カブリオレ
登場車両:フェラーリ308 クワトロバルボーレ / ポルシェ911SCカブリオレ
映画:『カリブの熱い夜』 1984年 アメリカ
Ferrari 308 QuattroValvole / Porsche 911 SC Cabriolet
文・株式会社マースト 代表取締役社長 湊 善行
アメリカンフットボール花形選手のテリー・ブローガン(ジェフ・ブリッジス)は左肩の怪我を理由に解雇され、解雇撤回に奔走する中、賭博に手を染める昔の同僚ジェイク(ジェームズ・ウッズ)から恋人探しの仕事を依頼される。
テリーの愛車ポルシェ911SC、ジェイクのフェラーリ308QVのカーチェイスシーンはCG無しの実車撮影で見応えがある。テリーは仕方なく恋人探しの仕事を引き受けカリブに向かい、ジェイクの恋人ジェシー(レイチェル・ウォード)を見つけるのだが、ジェシーの魅力に引き込まれ二人は危険な恋に落ちてしまう。やがてテリーはプロフットボール賭博の巨大な組織の存在を知り、その渦に巻き込まれていく。黒幕との争いでテリーの命をジェイクから救ったのはジェシーだった。二人の恋の行方は…。
テリーの最後の台詞「いつかこっちが勝つ」、テリーを見つめるジェシーの瞳、涙の微笑み、エンドロールと共に流れてくるフィル・コリンズのTake a look at me now(見つめてほしい)がジェシーの悲しげな表情に重なり胸に残るラストシーン。
カリブの美しい海と激しい恋、サスペンスにカーチェイス、美しくお洒落な映像と音楽を楽しむ2時間、夏の熱い夜に…。
フェラーリ308 クワトロバルボーレ
時を経ても、ため息が出るほど美しいボディラインはピニンファリーナ監修、レオナルド・フィオラバンティのデザインによる。3,000㏄V8ユニットをミッドに搭載、1982年式の最終モデルで4(クワトロ)バルブ化により吸排気効率を高め240馬力、最高速度250km。ディーノの後継モデルとして1975年にデビュー、1985年308クワトロバルボーレから328へと排気量をアップさせる。今も高値で取引される名車。
時を経ても、ため息が出るほど美しいボディラインはピニンファリーナ監修、レオナルド・フィオラバンティのデザインによる。3,000㏄V8ユニットをミッドに搭載、1982年式の最終モデルで4(クワトロ)バルブ化により吸排気効率を高め240馬力、最高速度250km。ディーノの後継モデルとして1975年にデビュー、1985年308クワトロバルボーレから328へと排気量をアップさせる。今も高値で取引される名車。
ポルシェ911SCカブリオレ
911SCのカブリオレモデルとして1983年に復活。ポルシェ伝統の空冷水平対向6気筒エンジンをリアに搭載。3,000㏄、204馬力、最高速度240km、4シーターカブリオレは使い勝手が良く、熟成されたフラットシックスの心地よい空冷サウンドの響きを聴きながら日常使いからワィンディングまでシーンを選ばず楽しめる希少なカブリオレモデル。
911SCのカブリオレモデルとして1983年に復活。ポルシェ伝統の空冷水平対向6気筒エンジンをリアに搭載。3,000㏄、204馬力、最高速度240km、4シーターカブリオレは使い勝手が良く、熟成されたフラットシックスの心地よい空冷サウンドの響きを聴きながら日常使いからワィンディングまでシーンを選ばず楽しめる希少なカブリオレモデル。