10月号

なるほど医学体験「HANSHIN健康メッセ」開催
8月27日(土)~29日(月)までの3日間、「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ」が、大阪梅田のハービスHALLで開催された。このイベントは、神戸大学、学校法人兵庫医科大学(兵庫医科大学病院・兵庫医療大学)、阪神電気鉄道(株)が実行委員会を組成し、阪神電鉄沿線の幅広い方々に、医療現場を見て、体験してもらい、健康や医療についてもっと学んでもらおうと企画された。
会場内はテーマごとに分かれており、医師の先生方が分かりやすく説明をしてくれる。例えば、カテーテルはどの血管からどのように通して治療するのか?スケルトンの人体模型を使い、実際に血管内をカテーテルが進んでいく様子をモニターで紹介。さらに、カテーテルを血管の模型に通す手術体験もできて、子供たちは真剣な眼差しで実験を行った。「病理の世界」では、肝臓の細胞を大型モニターに映し出し、お酒を飲んでいない時と、飲んだ時の細胞の変化を見比べたり、肺の細胞が喫煙により徐々に黒ずんでいく様子が映し出され、その違いに参加者たちも驚いた様子。
一番の人気は、子供たち向けの「夏休み自由研究ラボ」。液体窒素の中に、花や風船、ピンポン玉を入れるとどうなるかを実験。予想外の結果を先生が、科学的に分かりやすく説明した。会場はとにかく大盛況!「将来、お医者さんになる!」。そんな子供たちの声があちらこちらで聞かれた。

今年は大阪梅田のハービスHALLが会場に

開場前には長蛇の列が

「iPS細胞ラボ」/iPS細胞がどのように増殖していくのか?

「夏休み自由研究ラボ」/花を液体窒素に入れるとどうなるか?

「カテーテル体験コーナー」/カテーテルでどのように治療するのか?

「内視鏡体験コーナー」/モニターを見ながら内視鏡を使ってみよう!

「病理の世界」/ミクロの世界を紹介する神戸大学病理・伊藤智雄先生

「地域をつなぐ遠隔画像診断のしくみ」/ITを活用した医療とは?

「看護の世界」/救急救命を体験してみよう!

「看護の世界」/乳児の看護を体験してみよう!

副委員長 難波 光義先生(理事 兵庫医科大学病院長・副学長)
なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ実行委員会
委員長 杉村 和朗先生(神戸大学理事・副学長)
なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ実行委員会