2016年
4月号
4月号
神戸学院大学附属中学校 2017年4月開校予定
明るく開放的なポートアイランド新校舎で始まる中高一貫教育
中高一貫教育の理想は校祖・森わさが掲げたものだったが、100年を超える時代の流れの中で中学校は一旦廃止という形を取らざるをえなくなっていた。2017年の附属中学校開校は、校祖の思いを時代のニーズに応える新しい形で実現するものだ。
学び舎はポートアイランドに新設された校舎に用意されている。明るく開放的な環境と、長年の教育経験に裏付けられた確固とした理念と方針の下で過ごす6年間は、人間として成長する時期にある生徒たちにとって大きな意味をもつものだ。
〝グローカル人材〟育成を目指す
蓄えた知識を表現し、培った能力を存分に発揮できる力を養成する「全人教育」で、将来は自分で考え、判断し、積極的に物事に取り組める〝グローカル人材〟育成を目指している。つまり、日本人が本来もっている美徳・素養を身につけながら自己を形成し、地域社会と日本=ローカルに貢献しながら、世界=グローバルに活躍する人材育成を目標としている。
6年間4つのステージで、一人ひとりが自分の目標へと向かう
中学校入学後の第一ステージでは生活と学習の基本を整え、校外の体験学習や地域社会との関わりを通して公共心を育み、働くということについて考える第二ステージへと進む。さらに論理的な思考能力やコミュニケーション能力を育みながら自立への準備をする第三ステージ、将来に向けて具体的な目標を定める第四ステージと、6年間を4つのステージに分け一人一人が自分の目標へと向かう。授業は、生徒の習熟度に応じたゆっくり・じっくりと、一人一台のタブレットを使うICT教育の両軸で進める。
神戸学院大学キャンパスとも近接した環境で、大学との連携も十分に活用しながら附属中高一貫教育が始まろうとしている。