1月号
連載コラム 「続・第二のプレイボール」 |Vol.9
様々な形でアスリートに寄り添いサポート 前田耕司さん
文・写真/岡力<コラムニスト>
引退後にさまざまな世界で活躍する元プロ野球選手の「今」をご紹介します。
「困ったことがあれば前田が何とかしてくれる…そんな存在になりたいですね」と語る元プロ野球選手がいる。現役生活において8回の優勝を経験した前田耕司さんは、広島市佐伯区出身。地元を離れ強豪・福井高校へ野球留学し3年時に投手として夏の甲子園へ出場した。同年のドラフト会議では阪神タイガースから2位指名を受け入団。その後、西武、広島、オリックスと移籍し引退後は、オリックスで打撃投手と伊原春樹監督付き広報を兼務。その実績が高く評価され大手アスリートマネジメント会社から誘いがあり就職した。
サラリーマン時代、多くの現役プロ野球選手との契約を成立させ関西支社長に就任、矢野燿大さん(現・阪神タイガース監督)のマネジメントも務めた。その後、独立し株式会社プロアスリートを設立。「国民に認知されてこそ真のアスリート」をスローガンに現在、緒方孝市さん(元・広島東洋カープ監督)関本賢太郎さん(プロ野球解説者)といった名立たる方々が所属している。
傍ら昨年7月には神戸市中央区で「プロアスリート鍼灸整骨院」を開業。多くの同業が軒を連ねる激戦区だが会社の強みを活かし唯一無二の施術で故障に悩む患者に寄り添っている。常時、知識と経験豊富な理学療法士、鍼灸師、柔道整復師が在院しており一般の方も通院が可能だ。所属アスリートはもちろん地域の部活に励む学生も足繁く通っている。「関西ゆかりのアスリートを多くマネジメントし東京への流出を防ぎたいです。院ではスタッフと対話を重ね新しい取り組みに挑戦し技術向上を目指しています」。今日も自身の経験をフルに活かし様々な角度からスポーツに関わる人々の支援を行っている。
■プロアスリート鍼灸整骨院
神戸市中央区中山手通4-1-14
山の手シャルマンビル2F
(JR元町駅から徒歩5分)
TEL.078-515-6215