5月号
スーパーキッズ・オーケストラ 20周年記念に スーパーストリングスコーベとの弦楽器総勢66名の夢の競演!
世界に誇る大阪フェスティバルホール、
東京サントリーホールで2,000名の観衆が歓喜に満ちる
スーパーストリングスコーベの未来への限りない可能性に向かって
神戸発、新進気鋭の演奏家が集う『スーパーストリングスコーベ』(以下、SSK)。2017年に佐渡裕氏が指揮・芸術監督を務める『スーパーキッズ・オーケストラ』(以下、SKO)の卒業生で結成し世界を舞台に第一線で活躍している。3月26日(フェスティバルホール)、28日(サントリーホール)で開催された『スーパーキッズ・オーケストラ20周年特別コンサート』(主催:兵庫県立芸術文化センター 共催:サントリーホールディングス)では特別ゲストの、さだまさしさん、西村由紀江さんと共にダイナミックな演奏を披露し後輩たちの舞台に花を添えた。
拍手喝采の中で幕を閉じた翌日、SSKの一部メンバーは宮城県仙台市の地にいた。2011年より続く、東日本大震災のSKOによる復興祈念演奏活動の一環として「東北学院大学」を皮切りに3日間で7ヵ所の演奏会に参加出演するためだ。会場はホールだけでなく甚大な被害を受けた「宝来館松の亭」(岩手県釜石市)、「吉祥寺」(岩手県大槌町)といった旅館や寺院仏閣でも行われ、鎮魂演奏で被災地に祈り捧げた。また各公演の中では佐渡氏より紹介を受け、『SSK』を主宰する早駒運輸株式会社の社員が登壇し、2015年より続けている支援活動の紹介と、会場の一角ではチャリティーグッズの販売も行われた。同社代表取締役社長の渡辺真二さんにお話を伺った。「2015年に佐渡裕さんが復興を祈念して取り組まれている東北ツアーを知り、弊社でプロデュースした「boh boh Tシャツ」をユニホームにしていただきました。同じ衣装を身にまといスローガンとして掲げる「共振」という言葉に我々は共鳴しました。活動を続けることで東北地方において会社名も認知され、感謝の言葉もいただき感無量です」。プロジェクトの指揮をとる佐渡裕氏は「スーパーキッズ・オーケストラ(SKO)20周年特別コンサートは、2会場で開催し、卒業生も加わった66名の大編成弦楽オーケストラによる演奏で大成功に終えることができまし
た。SKOの1期生と現役のメンバーは、20歳年の差があるわけですが、SKOの音楽の方向性は昔から何も変わっていないと実感した演奏会となりました。66名のメンバーはみんな息がピッタリで、それでいて演奏をするのがすごく楽しく、本番ではみんなが胸を張り、笑顔で大舞台の公演を弾き切ったのが何よりも嬉しく感じました」と語る。神戸から東北、そして能登へ…音楽活動を介して被災地に思いをはせ支援の輪をつなげていく。
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