2014年
8月号
8月号
Report KOBE 久元市長を囲む女性たちの会「神戸喜楽会」
「神戸喜楽(きらく)会」は、久元神戸市長とともに音楽を楽しみ、率直な対話を交わすことを目的に、女性たちが立ち上げた交流会。第一回は7月6日、灘区のBBプラザ美術館で行われた。美術館では現在、現代美術家の故・元永定正さん、中辻悦子さんの「もーやんとえっちゃんの絵本原画展」が開催されている。会ではまず美術館顧問の坂上義太郎さんによる展覧会解説があり、続いて、国内外で活躍するピアニストで、久元市長夫人でもある久元祐子さんによるピアノ演奏が行われた。久元さんは「幻想曲」などショパンの名曲を演奏。次にテノールの馬場清孝さんが登場し、「オー・ソレ・ミオ」などイタリア歌曲を中心に披露。参加者は、知性と感性を兼ね備えたピアニストとして高い評価を受け、国内外で活躍する久元さんの演奏と、馬場さんの艶やかな歌声に酔いしれた。
久元市長はその後の講演で、神戸市の課題などを挙げ、「女性が暮らしやすく、子育てがしやすい、働きやすい街」をキーワードに改革を進めたいと話し、「女性が活躍する街になるべく、市役所のあり方も変えていかなくてはいけない」と話した。ぜひ女性たちからのアイディアをいただきたいと、活発な質疑応答の場も設けられた。会の名前・喜楽会の「喜」は、久元喜造市長の「喜」であり、気楽に楽しみ、気楽に意見を聞こう、話そうという市長の意向も含まれている。