8月号

[NEWS]日本人デザイナーがフランスのコンテストで受賞!
神戸ファッションコンテスト出身の日本人デザイナーが
フランス・イエールのコンテストでグランプリ受賞!
新人デザイナーの発掘の場として、世界のファッションメディアとプロ業界がもっとも注目しているファッションコンテスト「第29回イエール国際モード&写真フェスティヴァル」で、日本人デザイナーの松重健太さんがグランプリを受賞。このフェスティヴァルは、ファッションを軸とした写真やメディアといった異分野間の豊かな出会いと発展を目的として創設され、すでにプロとして活躍している新人のコンテスト。今年のイエールコンテストは、コンテストパートナーとしてシャネル社が初参加。グランプリを受賞した松重さんは、ニューヨーク、パリで作品が展示されるほか、今後シャネル社の5つの作品づくりを担当することになっている。
松重さんは、20歳のときに神戸ファッション協会が主催する「神戸ファッションコンテスト」でパリクチュール組合校賞を受賞、副賞としてパリクチュール組合校に留学し、2012年に学士号を取得。ファッションの街として若者の才能を育てようと開催されている神戸ファッションコンテストが創設されて20年余り。ついに世界的に活躍するデザイナーが誕生し、神戸のコンテストはより意義のあるものとなったといえる。

FIGARO madame 2014.5.17号

「フィガロ・マダム」より松重さんの作品紹介)※訳 ZEN(禅)シルエット ケンタ・マツシゲのアシンメトリ(非対称)名人技に、イエール・フェスティヴァルのグランプリ賞。このイベントに、シャネル社がパートナーとして初参加。“俳句”クチュールとも言うべきこの作品の硬質なシルエットは、極限にまで洗練された女性らしさを讃えるものだ。

「フィガロ・マダム」より松重さんの受賞を紹介する記事)※抜粋 イエール・フェスティヴァル ファッションは彼らのもの! 松重さんの作品コンセプトは「ひなび」。田舎の美しさである「ひなび」を尊重しながら、都会性と現代性を追求する。着物を思わせる構築スタイル。巧みにソフィスティケートされた細部こそ彼の真骨頂。