5月号
ラジオ関西「田辺眞人のまっことラジオ」最終回 4月から新番組「田辺眞人のラジオレクチャー」 スタート!
3月29日に兵庫・神戸のヒストリアン、田辺眞人先生がパーソナリティーを務めてきたラジオ関西「田辺眞人のまっことラジオ」が最終回を迎えた。
番組の名物コーナー「人物事典」では、日本を代表する書家、井茂圭洞さんを通算561人目、最終回のゲストとして迎えた。昨秋文化勲章を受章した井茂さんは田辺先生の兵庫高校の大先輩でもあり、「田辺先生がこんなに興奮していらっしゃるの、案外珍しいんですよ」と、アシスタントの中野加奈子さん。
トークで井茂さんは、高校時代、世の中が欧米ナイズされ書道が危機に瀕していた中で奮闘していた恩師の深山龍洞氏に「私と同じ道を進んでくれませんか」と伝えられて書家を目指したというエピソードを披露。師の志を受け継いだ井茂さんはその後、指折りのかな書家として活躍するだけでなく、書道会を牽引する存在に。現在は書道のユネスコ世界無形文化遺産登録を目指して活動しており、順調なら2年後には実現する見込みとのこと。「日本文化、書道の文化の継承と発展のために頑張りたい」と井茂さんは語った。
オンエア終了後、スタジオを出た田辺先生は関係者の盛大な拍手で迎えられ、花束が贈呈された。
終わりがあれば、始まりがある。4月6日、ラジオ関西で新番組「田辺眞人のラジオレクチャー」がスタートした。
活動写真弁士の大森くみこさんが〝生徒役〟となって毎回ちょっとした歴史の講義がおこなわれ、初回は4月6日が「城の日」であることからお城がテーマに。「大森さん、お城と言えばどんなお城を思い浮かべますか?」「兵庫県ですし、やっぱり姫路城!」というやりとりから、田辺先生のレクチャー開始!姫路城は明治になって商人が瓦目当てに買おうとしたが瓦のサイズが大きすぎて売れずに解体を免れた、戦国時代の城の櫓はもともと「矢の倉」=武器庫だった、神戸市内だけでも103の城があったなどなど、お城についてのトリビアが次から次へと飛び出して大森さんは驚くばかり。初コンビとは思えないほど息ピッタリの軽快な掛け合いで、大いに盛り上がった。
番組では須磨寺副住職の小池陽人さんの法話のコーナーもあり、わずか40分ながら内容は濃厚。毎週土曜朝8時15分~8時55分は、AM558、FM91.1、ネットはradikoにアクセスして、ラジオで楽しく歴史を学ぼう。
音楽のまち宝塚コンサート
日時 5月18日(土)13:00開場・13:30開演
宝塚ベガ・ホール(阪急宝塚線清荒神駅下車すぐ)
ピアノ演奏 坂本恵子
ベートーヴェン:エリーゼのために・悲愴
モーツァルト:トルコ行進曲
ショパン:子犬のワルツ他
入場料 1,000円
トーク 坂本恵子・田辺眞人
申込・問合せ (公財)宝塚市文化財団
TEL.0797-85-8844
歴史家 田辺眞人のミニレクチャー
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