5月号
西田ひかるさんに聞く日ごろのあれこれ
関西の人気番組「かんさい情報ネットten.」やハウス食品のCMで、いつも変わらない笑顔が印象的な西田ひかるさん。
「笑顔でいることって実は難しい…」家と職場の往復が基本となったこの数年でそう感じている方も多いのでは。西田さんの「笑顔」の秘密はおうち時間?プライベートなお話を伺いました。
#おうち時間
家族そろっておうちにいる時間って、実はそんなになかったんだなぁって、色々な場面で感じました。どこのご家庭もそうだと思いますが、いつごろからか、自分たちのスタイルみたいなものや家族間の小さなルールができあがってきましたね。大変だったのは子ども達の交通整理(笑)。元気な男の子二人がずっと一緒にいたら喧嘩も生まれます。理由は本当に些細なこと。まずは「お互いの話を聞こう」から始めて「お互いを尊重しよう」と。これって社会に出ても大切なことですから良い機会だったかもしれません。
楽しめるようになってきたのは、そんな時間を経てから、です。
#カフェ
家にいる時は家事もあるし、それぞれにやりたいこともあって、話をするのがお互い「ながら」になってしまうんです。本当は「話をすること」の方を大事にしたいのに。だから時々カフェに誘います。モーニングは子ども達も大好き。美味しいし(笑)。みんながゆっくりすると普段話さないような話題になったり、気持ちを話してくれたり。カフェはいいことばっかりです。
#おやつ
人生に欠かせないものです(笑)。昨日は観音屋さんのデンマークチーズケーキをいただきました。神戸のお店ですよね。
クッキーはみんな大好き。子ども達はバターやバニラ風味、大人はチーズやスパイスの効いたものが人気です。先日、小さなお店で焼いている数量限定のクッキーをいただきました。そういうたまにしか出会えないお菓子も嬉しいですよね。美味しい紅茶を入れてゆっくりいただきます。
#刺繍 #編み物
朝、家族を送り出して一人になってから手芸の時間が始まります。テレビを見ながら。やっぱり「ながら」です(笑)。
最近わかったんですけどね、「完成する」ことだけが目的ではないんですよ。座って何も考えない時間がほしい。頭をすっきりさせたい。家事ってわりと頭を使っていて、身体だけじゃなく頭の中も忙しい。だから無になりたい。走る人もそんな理由だったりするのかな。短い時間でもすっきり。満足。気持ちよく一日を始めることができます。
#観る #聴く
ドキュメンタリーが好きです。最近のオススメは『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する」。母親や妻の語りからも、やっぱり天才なんだなって感心します。『Tinder詐欺師』『令嬢アンナの真実』は実話の壮大な騙されるシリーズ。怖いな、これは騙されちゃうな、とか思いながら社会勉強(笑)。
音楽はアメリカンポップスが昔から好き。家では家事をしながら聴いています。車では子ども達のオススメを聴くことが多いです。流行も知りたいから。アニメのテーマ曲はいい曲が多いですね。
#着物
お正月、結婚式、入学式、卒業式は着物を着ています。着ていく機会を作らないと着なくなっちゃうから。それはもったいない。大変なところもあるけれど、帯を締めると気持ちがシャキッとして、毎回、着てよかった!と思います。若い時に母に買ってもらったものを今でも着ることができる。それも着物のいいところですよね。
京都に行くと着物姿の若い子を見かけます。洋服と同じように楽しんだらいいですよね。日本人で良かったなぁ。
#ユキトリイ
「ten.」の衣装はトリイユキさん。長い間お世話になっています。魅力はフランスっぽいキュートさかな。色、柄、レース、ボタン…。どこかに「可愛い!」って思えるワンポイントがあります。フォーマルであっても袖を通すのが楽しくなるような、粋なお洋服です。
どんな衣装も自分に似合うよう工夫しながら着ることを心掛けています。襟の動きや髪型だけでも変わりますよね。私のところに来てくれた衣装。どんなものでも着る、どんなものにも合わせる(笑)。
#ファッション
職業柄、ものすごくたくさんのお洋服を着せてもらっていますが「これが好き」はいいけれど「これしか着ない」にはしない。自分のイメージを決めすぎず、自分の雰囲気をお洋服に合わせることが私のスタイルになっています。
普段はシンプルなスタイルが好きですが、自分の体形に合う、フィット感は大切にしています。
#ten.
生活の一部です。家庭にいる自分とは違う目線になりますよね、ニュースを見ていると。普段は考えないことを自分に置き換えて考えたり。会話のきっかけにもなるし、得られる教訓もある。18歳の成人問題は、子どもへの注意事項として話題にしました。大きい規模ではなく、自分だったらどうするかを考えることによって自分の考えが出来上がってくると思います。子どもが成人になるまではそんな「お手伝い」が必要かな。
Hikaru Nishida
西田 ひかる(にしだ ひかる)
’73年~’85年、アメリカ・ロサンゼルスで暮らす。’88年「フィフティーン」(ポニーキャニオン)でレコードデビュー。同時にミュージカル「小公子セディ」に主演。同テレビアニメのテーマソングを歌うなど恵まれた芸能界スタートを果たす。以来、持ち前の健康的な明るさと、何事にも前向きに努力する姿勢が評価され、歌手活動と合わせて、多くのテレビドラマ・ミュージカル・舞台などに出演し、その演技力は活動分野の広さと共に高い評価を得ている。アメリカ時代に体験したボランティア活動にも熱心で、年2回行っていたチャリティーバザー他、’98年2月に行われた長野冬季オリンピックでは、ピースアピールの長野オリンピックアンバサダーにも選ばれている。2002年5月に結婚。25周年を記念し発売したマキシシングル「Just Lovin’」が山野楽器銀座本店ほか、CD/DVD取扱い店で好評発売中!
撮影協力 読売テレビ
写真提供 instagram @hikaru_nishida.official