2011年
9月号
Q・B・B(クオリティーズ ベスト&ビューティフル)ブランドを代表するプロセスチーズ

健康で明るく楽しい Q・B・B|Q・B・B六甲バター株式会社

カテゴリ:グルメ, 経済人

Q・B・B六甲バター株式会社
代表取締役社長
塚本 哲夫さん

―創業60年を超える六甲バターですが、Q・B・Bブランドも長いですね。
塚本 創業から10年ほどたって、オーストラリアからQ・B・B(クイーンズランド酪農公団)ブランドを使ってはどうかとお話をいただき、昭和33年、初めてのQ・B・Bブランドのプロセスチーズを発売しました。後で「クオリティーズ ベスト&ビューティフル」と言い換えてずっと展開することになりました。

―世界初のスティックチーズも発売されましたね。
塚本 高級品だったチーズをご家庭で気軽に食べていただきたいとの願いから、ソーセージの形状にヒントを得て開発しました。冷たいものをスティックにするソーセージとは違い、熱いチーズをスティックにするのは技術的に難しく、当時から非常に優れた食品ラップメーカーだった呉羽化学工業さん(現・株式会社クレハ)と共同開発しました。呉羽機械さんが開発した製造機械を使うようになってからは大量生産も可能になりました。

―次々に新製品を出していますが研究所で開発しているのですか。
塚本 大手さんのように大規模なものではありませんが、商品開発部門があります。当社がチーズ製造販売を始めた頃、先行する大手メーカーさんがありましたので、成功するためには新しい製品の開発は宿命のようなものでした。研究部門だけでなく各部門が協力して真剣に取り組んできました。

―チーズの知識もかなり必要ですね。
塚本 知識は専門家に任せることができますが、大切なのはアイデアです。スティックチーズ始め、個包装されたスライスチーズ、型抜きのポコットチーズ、キャンディチーズなど、お馴染みの形態は自社で開発をしたものです。

―海外との提携や輸入も多いのですか。
塚本 今では売上の95%がチーズなのですが、その原材料の50%以上を輸入するオーストラリアには、提携という形ではなく強い信頼関係で結ばれている企業が多くあります。オーストラリアの乳製品は、世界の中でも品質が高いと自慢できます。我々日本との長い取引の中で更に品質が高まったとも言えます。

―日本人好みのチーズの特徴は?
塚本 チェダーチーズ中心の原料で、日本人の好みに合う味を作ってきたというのが正しいと思います。それというのも、皆さんも子どもの頃から慣れ親しんでおられる学校給食のチーズにQ・B・Bが多く使用されていました。昭和30年代、給食が洋風化した当時から提供させていただき、お蔭さまで今でも全国シェアトップを誇っています。スティックチーズから始まったのですが、呉羽化学さんが開発したフィルムが二重構造で真ん中に印刷が可能だったため、Q・B・Bというブランド名にも子どもの頃から親しんでいただけたと思います。

―何故、神戸に本社を?
塚本 兵庫県の奥、安富町から私の両親が出て来た当時、やはり中心は神戸。そして、戦争が終わりこれからの平和の時代は食品。洋風の食品には神戸はぴったり。何と言っても水がいい。当社にとっては結果論ですが、神戸に食品会社が多い理由の一つでしょうね。

―環境への配慮、社会貢献にも努めていますね。
塚本 「健康で、明るく、楽しい食文化の提供によって社会に貢献する」が当社の経営理念ですが、創業時からの社是が「和」、まずは地域社会との和です。社章も和に通じる「輪」。赤い輪「熱意」と青い輪「誠意」の組み合わせです。その時点でできる限りのことをやろうというもの。今回の神戸マラソン協賛も、神戸の会社として是非にという思いです。

―どういう形でマラソンに協力される予定ですか。チーズを配る?
塚本 栄養豊かなチーズを配りたいところですがどうなりますか…(笑)。人材と資金面で協力させていただき、私もボランティアとして参加させて欲しいとお願いしています。

―六甲山Q・B・Bチーズ館を造った経緯は?
塚本 六甲山は神戸にとって大きな財産です。町の活性化のために、もっと六甲山を大切にしたいという思いがありました。そんな折、矢田市長さんから、あの場所を何とか活用できないかと考えていると聞き、「それならば」とチーズ館をリニューアルし命名件をいただき、可能な限りの協力をしています。神戸のため、六甲山のため、ちょっとカッコよすぎですね…(笑)。

―とてもお元気ですが、健康の秘訣は、やはりチーズ?
塚本 そうです!と言いたいところですが、適度な運動と無茶をしないこと。上手とはいえませんがテニス、ゴルフなど何でもやり、六甲全山縦走大会にも2回参加して完走しました。そして忘れてはならないのが、健康は丈夫な身体に生んでもらった両親のお陰ということです。

神戸で産声をあげて60年を迎える六甲バター株式会社

Q・B・B(クオリティーズ ベスト&ビューティフル)ブランドを代表するプロセスチーズ

スティックチーズ始め、スライスチーズ、キャンディチーズなど、
食卓でもお馴染みの形態は六甲バター株式会社で開発された

六甲山牧場に佇む「六甲山Q・B・Bチーズ館」

塚本 哲夫(つかもと てつお)

Q・B・B六甲バター株式会社
代表取締役社長
1964年 関西学院大学卒業。同年六甲バター株式会社入社。1985年代表取締役社長就任、現在に至る。チーズ公正取引協議会副委員長。チーズ普及協議会副会長。神戸経済同友会常任理事。神戸東ロータリークラブ会長。趣味はゴルフ、テニス、油絵、コーラス。

〈2011年9月号〉
フロントアート
600号挨拶
特集 ー扉 グローバル化を支える
世界でサステナビリティの実現を目指す|P&Gジャパン株式会社
健康で明るく楽しい Q・B・B|Q・B・B六甲バター株式会社
フランスのエスプリを日本へ|日仏商事株式会社
桂 吉弥の今も青春【其の十八】
神戸旧居留地ものがたり ー扉
居留地に新たな息吹を|大丸神戸店|神戸旧居留地ものがたり
オフィスは戦前の名建築|日本製麻株式会社
WHAT IS IT? Vol.4 「油断できない」
対談 神戸発ときめきクルーズ
アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ」プロジェクト
観光鼎談 ふたつの ルレ・エ・シャトー
神戸から信州松本・扉温泉への旅 「信州の癒しは、感動的です」
わたしの神戸デザイン 最終回
神戸市民とブータン国民 交流あたため30年|神戸ブータン友好協会
神戸のご当地ハイボール 「みなとハイボール」が飲める店 三宮編
兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第九回
神戸市医師会公開講座 くらしと健康 50
神戸市歯科医師会会長インタビュー 目指そう!80歳で20本
KOBECCO 2011<信政 誠><田井中 悠美>
スポーツ文化を通して質の高いライフスタイルを創造
草葉達也の神戸物語
神戸鉄人伝 神戸の芸術・文化人編 第21回 陶芸家 小倉 健さん
なでしこジャパン 兵庫県ゆかりの選手7人に 兵庫県より「誉(ほまれ)」賞、神戸市…
KOBEアスリートドリーム! 子どもたちの未来へのメッセージ21
連載 浮世絵ミステリー・パロディ ㉝ 吾輩ハ写楽デアル
[海船港(ウミ フネ ミナト)]観覧車リニューアルで一新した神戸ハーバーランド
触媒のうた 7
「消えゆく神戸風景を追って」徳永卓磨展|耳よりKOBE
青年部を有馬の「憧れの存在」に|有馬歳時記