2014年
11月号
11月号
女性たちが力を合わせて「神戸アピール」を発表 全国商工会議所女性会連合会総会が神戸で開催
第46回全国商工会議所女性会神戸総会が、10月2日~3日に開催。「限りない可能性を求めて ~兵庫・神戸から~」をテーマに、全国の商工会議所女性会のメンバーが神戸に集った。全国総会が神戸で開催されるのは初めて。「女性の活躍推進」「楽しい結婚・子育て意識の醸成」「地域活性化」の3つの柱を持つ「神戸アピール」がとりまとめられて発表された。
10月2日、神戸ポートピアホールで行われた総会では、全国商工会議所女性会連合会の山崎登美子会長、日本商工会議所の三村明夫会頭、神戸総会実行委員会の藤浪芳子委員長、神戸商工会議所の大橋忠晴会頭のあいさつの後、井戸敏三兵庫県知事、久元喜造神戸市長、経済産業省近畿経済産業局の関総一郎局長があいさつ。優秀な女性起業家たちを表彰する女性起業家大賞、これまでの活動を表彰する全国商工会議所女性会連合会表彰の授賞式が行われた。
記念講演会では、静岡県立大学グローバル地域センター特任教授、特別非営利活動法人・国際変動研究所理事長で、軍事アナリストの小川和久さんが「日本の危機管理は万全か」と題し講演。阪神・淡路大震災など災害時における自衛隊や消防・警察の行動についての課題や現状を指摘、「自衛隊は災害時の事故対処は基礎問題、国際的な安全保障は応用問題ということができ、基礎ができていなければ応用問題に対応することはできない」とし、ドイツが採用し交通事故の死者が半減したというドクターヘリなど、海外の実情などを紹介。有事に対応する日本の防衛活動を行う自衛隊の活動には「女性たちの力も大いに必要」と話した。
懇親会では全国で活躍する女性たちが交流を深めたほか、物産店では神戸はじめ兵庫県内の食品、服飾雑貨などの名産品などを紹介するブースが出展され人気を集めた。