2021年
2月号
2月号
神戸市内12のロータリークラブが 神戸市医師会に「安全キャビネット」を寄贈
冬場に入り、さらに猛威をふるい続けている新型コロナウィルス。とくにコロナ感染者の増加は地域医療の崩壊につながりかねないと危惧されている。このような厳しい状況下で、医療現場への支援を目的に、国際ロータリー第2680地区に属する神戸市内12のロータリークラブが一丸となり「新型コロナウィルスPCR検査室設置プロジェクト」を立ち上げた。
昨年12月22日には、神戸市医師会を訪問し、検体を検査容器に移す際に使用する「安全キャビネット(クラスⅡタイプ)」を寄贈、国際ロータリー第2680地区高瀬英夫ガバナーから神戸市医師会置塩隆会長に目録が手渡された。
今回のプロジェクトは、神戸東ロータリークラブの呼びかけにより第2680地区社会奉仕事業の一環として実現。神戸市医師会からのCOVID-19対応陰圧検査室設置に関する援助の依頼に対して、「安全キャビネット」を寄贈することとなった。このキャビネットは、陰圧検査室内に設置するもので、室内から外部に感染源がもれないようにした上で、さらに安全キャビネットを設置することで2重の安全性を図る。
神戸東ロータリークラブの鮑悦初会長は「ロータリーは世界規模ではポリオ撲滅を目指し、99.9%まで減らすことに貢献しました。現在も100%目指して活動を続けています。この度寄贈させていただいた安全キャビネットを活用いただくことでコロナの感染拡大防止、地域の人々の健康と命を護ることに役立ててほしい」と話した。