1月号

KOBECCO お店訪問|FARM TO TABLE 「KANBE」
五感で楽しむ神戸の魅力 主役は神戸育ちの野菜たち
長さ18メートルのカウンターに18席が並ぶ。ここが神戸の魅力を五感で楽しむKANBE劇場。仕掛け人は情熱ダイニング㈱の池原晃喜さん。震災の翌年、「料理人としての自分を育ててくれた神戸を元気に!」と創業した。そしてコロナ禍。「まちから飲食が消えてしまう」と危機感を持ち神戸の魅力発信を決意。料理人や生産者はじめ、長年つながりのある人たちからの応援を受けて2022年11月30日、FARM TO TABLE 「KANBE」をオープンした。
料理の主役は山田真也料理長が早朝から西区のJA兵庫六甲「六甲のめぐみ」へ迎えに行く神戸育ちのとれたて野菜たち。「地元でこんなにたくさん野菜が栽培されていたのか!」と驚いたとか。毎日、顔ぶれが変わり彩りも変わる。舞台裏で料理長が手間暇かけて下ごしらえする食材と共演して、目の前で和のテイストを取り入れたフレンチへと生まれ変わる。主役を引き立てる脇役の一つが、四季折々の神戸の風景や野菜たちの様子をカウンターに映し出すプロジェクションマッピング。2時間の演目の中に組み込まれ、「KANBEコース」が完成する。

「KANBEコース」
14,000円(神戸牛のポワレをはじめ全11品)・18,000円
(神戸牛サーロインのポワレをはじめ全11品)、税・サ別 完全予約制

映像と共に料理が花開く

18席の長大なテーブルをプロジェクションマッピングが彩る

「神戸牛(サーロイン)のポワレ」。一つ一つ違う方法で調理された野菜たちが彩りを添える


15種類の野菜の顔ぶれが毎日変わり、色合いも変わるスープ「ガルピュール」


料理長の山田真也さん
FARM TO TABLE 「KANBE」
神戸市中央区北長狭通2-5-1
タイシンサンセットビル7F
TEL.078-332-3317
水・木・金=18:30~20:30
土・日・祝=12:00~14:00、18:30~20:30
いずれも20分前から受付開始
月・火定休、年末年始は12月30日から1月3日まで休業
FARM TO TABLE 「KANBE」Instagramはこちらから