6月号
Rhyme of LIFE Spice of SPACE |平尾工務店|chapter 12 リビング・ダイニング
生活に一層の優雅さを添えるパターンとなる家
すなわち、我々が今日暮らしているこの国にふさわしい家
我々の生活の事情に叶った家
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトが追い求めた
理想と理念を受け継ぎつつ
生活にリズムを与えるこだわりの空間を
エスプリとクラフトマンシップを込めて…
芦屋山手町レジデンス
寛ぎの中にも
やや凛とした雰囲気を
ステイホームが呼びかけられている昨今、住まいの中でも多くの時間を過ごすリビング・ダイニングの重要性が高まっている。家族が集い、リラックスし、気ままに過ごす。だから居心地の良さとプライベート感は不可欠だ。一方で、賓客をもてなす応接機能も求められる。ゆえに、寛ぎの中にもやや凛とした雰囲気を持つ空間が適しているのではないだろうか。
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトの哲学を受け継ぐ平尾工務店の高級賃貸マンション、芦屋山手町レジデンスではその理想を具現化している。201号室は南西の窓から茅渟の海を望み、木目が美しいマホガニー調の壁や温かな間接照明が阪神間モダニズムの時代の洋館のような趣を醸す。テレワークに好適な書斎スペースも併設している。101号室も同じような風情だが、ダイニングとリビングのスペースそれぞれに折り上げ天井を施し空間の変化を演出。収納も備えスペースをより広々と使えそう。102号室は漆喰の壁で明るいムード。リビング部分の天井に敢えて折り上げを施さないことで、落ち着きと安心感を。28畳超という集合住宅とは思えない広さ、光を招きそよ風抜ける2面開口、素足でも心地良い無垢のフローリング、湿度を調整する漆喰の天井などは各室共通だ。
ライトは「人間は確かに住む場所や、生活をともにするものがつくりだす〝雰囲気〟によって変わり、それによって養われている」と記した。このリビングで過ごすことで、人間としての深みが増すことだろう。