5月号
ITC-JカウンスルNo.3「第10回高校生スピーチコンテスト」
ITC-JカウンスルNo.3「第10回高校生スピーチコンテスト」
徹底したコロナ対策の下で開催
ITC-JカウンスルNo.3第40期の主な活動の一つ「第10回高校生スピーチコンテスト」が3月30日、兵庫県民会館「福の間」で開催され、高校生たちの元気溢れるスピーチに大きな拍手が送られた。
高校生スピーチコンテストの立ち上げに尽力した31期メンバーのひとりである山中恵枝会員(芦屋クラブ)がプログラムリーダーを務め、兵庫県私学連合会の協力を得て呼び掛けた神戸・阪神間の私立校から日本語の部4名、英語の部5名の高校生が参加。提示された中から「論題」選び、それぞれが「題目」を決めて先生方の指導を受けながら練りに練ったスピーチで挑戦した。聴講者全員がマスクの上にフェースシールド、合間での換気という徹底したコロナ対策の下で開催された今回のコンテスト。壇上のアクリル板越しに見るコロナ禍での新しい様式にも臆することなく堂々と自分の思いや主張を披露。僅差での審査には長時間を要し、待ち時間に9人の挑戦者たちは緊張した面持ちでインタビューに応じていた。
審査の結果、日本語の部優勝は、井藤菜ノ花さん(神戸国際高等学校2年)の論題『仲間』。文部科学省の留学プログラムで訪れたロサンゼルスでの経験を基にした『新しい時代の観光を目指して』。「将来は興味のあるマーケティングと観光を結び、日本の発展に関わり世界規模で活躍する人になりたい」と熱く語った。英語の部の優勝は土岐春陽さん(同2年)の論題『Change』。昨年、1年間の予定だったマレーシア留学をコロナウイルス感染拡大の影響を受け途中で断念せざるを得なくなった経験から学んだ当たり前の生活への感謝を語った『Gratitude for Everything in Our Lives』が選ばれた。中井惠俐子カウンスルNo.3会長より優勝者2名と準優勝者2名に表彰状とトロフィー、全員に参加賞が贈られた。
日本語・英語の部審査員による講評に続き、海老原あかねITC-J会長がカウンスルNo.3会員に向け感謝と労いのことばを述べ、最後に参加した高校生たちに向け「この経験を生かして次の目標に向かってまい進してください!」とエールを送った。