2月号
「伝統×革新」をテーマに、あい(相)たのしむ(楽)スポットに!|THE SORAKUEN OPEN!
相楽園会館が「THE SORAKUEN」としてリニューアルオープン。
100年の歴史ある相楽園
新しい歴史をスタート
目の前に兵庫県県庁がそびえたつ神戸の中心地。緑あふれる日本庭園「相楽園」の敷地内にある、「相楽園会館」が2018年12月12日「THE SORAKUEN」としてリニューアルオープンした。
中国の古書、易経の一節「和悦相楽(わしてよろこびあいたのしむ)」から名付けられた日本庭園「相楽園」は、第11代神戸市長・小寺泰次郎氏の私邸に明治44年に築造された、6,000坪もの広大な敷地を誇る日本庭園。欧風建築が印象的な旧小寺家厩舎、漆や金箔がほどこされた船屋形、ベイウインドウの美しい旧ハッサム住宅など、複数の重要文化財を有し、池泉回遊式の庭園をはじめ、立派な蘇鉄や樹齢500余年の大クスノキ、春のツツジや秋の紅葉とともに、都会のオアシス的存在として愛され続けてきた。
園内にある「相楽園会館」は長らく神戸市が所有していたが、昨年、活用業者を募るコンペが行われ、神戸の「クレ・ドゥ・レーブ」社が運営権を得た。神戸・北野の結婚式・パーティ会場「北野クラブ ソラ」「ホテル北野クラブ」を運営する同社が培ったノウハウを活かし、神戸唯一の迎賓館「THE SORAKUEN」として新しい歴史を歩み始めている。
豊富な緑を借景に心癒す
品格のある和のおもてなし
「THE SORAKUEN」では、まずはその景色の素晴らしさに感動するだろう。大きな窓から目前に広がる美しい緑。日本庭園の豊富な緑を借景に取り込み、季節や時刻とともに変化する表情が訪れる人を魅了する。リニューアルは「伝統×革新」をテーマに、当時の面影を随所に残したという。往年、使われていた調度品や床、壁、例えば、年代物の椅子はファブリックのみ張り替えるなど、もとからある古いものを活用し、同会館の歴史を今につないでいる。
「クレ・ドゥ・レーブ」の社長、浅木雄三さんは、「今、“和の文化”が世界中から注目されていますので、 “THE SORAKUEN”でも神戸で唯一の日本庭園であることを意識し、現代的な和の結婚式をめざしています。由緒ある重要文化財というハード面のみならず、弊社が大切にしてきた“Heart”を大切に、特別な時間を提供していきたい。港町・神戸は多様な文化を独自にミックスさせて発展してきましたので、“あいたのしむ”という名前通り、世代や地域、国を問わず、エンジョイ・イーチ・アザーを身上に、お互い楽しい、幅広い世代の文化交流拠点になればと願っています」。
結婚式はもちろんのこと、少人数でのパーティから大規模宴会、会議や展示会など幅広く対応可能。来園者が気軽に利用できるカフェ「相楽園パーラー」では “KOBE GATHERING”という名称で、2月は日本酒、3月はコーヒーなど、毎月神戸らしいテーマのイベントが開催される。
都会とは思えない自然の美しさと、日本人のDNAに届く“和”のテイスト。「THE SORAKUEN」から今後、どんな歴史が生まれ、ハッピーがつながっていくのか。ぜひ足を運んで、新しくも、どこか懐かしいその魅力を体感あれ!
THE SORAKUEN
TEL.078-341-1191(代表)
TEL.078-341-1192(ウェディング直通)
神戸市中央区中山手通5-3-1
https://www.the-sorakuen.jp