2018年
12月号
12月号
上海料理 「新愛園」|神戸の粋な店
伝統を守り新しさも取り入れる
神戸生まれの中華料理店
海鮮を中心に吟味した食材を使う高級中華をリーズナブルに提供してくれる「新愛園」。上海出身の初代が平屋建ての店舗にパイプ椅子を置いて創業したのが1964年。当時は神戸港に多くの外国船が寄港し、中国や香港の船員さんたちでにぎわったそうです。今では3階建て、テーブル席と個室もある寛げる雰囲気で地元ファンも多く、親子三代というお客さんもおられるとか。私も子どものころ、家族で食事に出掛けた思い出があります。
初めて食べた時の感動を忘れられないのが、二代目が考案した「フカヒレのお刺身」。神戸生まれの中華の逸品です。今でもお店の人気メニューのひとつとか。本場仕込みの「小籠包」は肉の塊を挽いて納得のいくミンチ肉を作るところから始め、注文を受けてから皮で包んで蒸してくれます。三代目が考案したメニューも加わり、伝統を守りながら新しさも取り入れる、神戸らしい中華料理店です。
■新愛園
神戸市中央区北長狭通3‐2‐10
TEL.078‐331‐0924
営業 ランチ11:30~14:30
ディナー17:00~21:30
定休日 火曜日
https://sinaien.com/
【推薦人】
マック株式会社 代表取締役社長
植村 一仁 さん