2月号
harmony(はーもにぃ) Vol.36 マタニティホームMusubiが完成
予期しない妊娠や出産で困っている妊産婦を対象に相談・支援を続けている神戸市北区の「小さないのちのドア」が昨年12月12日に、念願だったマタニティホーム「Musubi」の竣工式を行いました。パンフレットには、妊娠によって
・誰にも助けてもらうことができずに孤立されている
・お金もなく住む場所がない
・救ってくれる制度もなく途方に暮れている
・事情があり周囲に知られたくない
様々な理由で行き場を失っている妊婦さんのためのホームです。
と書かれてあります。
入居の対象になる女性は、「妊娠期から産後安心して過ごせる環境が整うまでの期間」です。このホームでは電話・メール・SNS・来所などによる相談、関係機関との連携や同行、カウンセリング、生活支援、自立支援などが行われています。「小さないのちのドア」ではこうした相談を24時間行い、これまでにも数多くの相談を受け、支援をしてきていますが、こうした予期しない妊娠に戸惑っている女性が困ることの一つが「住む場所がない」、ということです。完成したホームではこうした居場所のない女性が安全に安心して過ごせる場所を提供し、相談から自立までの一貫したサポートを目指します。竣工式で神戸ひよどり台教会の大嶋博道牧師は「愛を受けることが少なかった人たちには暖かいケアが必要。このホームを愛に包まれた自己実現ができる場所にしたい」と式辞を述べました。
代表の永原郁子さんは「今日がスタート。産みたい女性が安心して産める国にしたい」と挨拶をしました。このホームはマナ助産院の隣にあり、2階建てで2階に妊産婦が暮らせる部屋が5室あり、1階はリビング、キッチン、相談室などがあります。助産師等の専門職6人、14人のボランティアが運営を支えています。
愛の手運動は
親に育てられない子どもたちに、
里親・養親を求める運動です。
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公益社団法人 家庭養護促進協会 神戸事務所
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