2013年
12月号
12月号
「神戸は第二の故郷」駐日ハンガリー大使 歓迎会を生田神社で開催
セルダヘイ・イシュトヴァーン駐日ハンガリー特命全権大使の歓迎会が、10月25日に生田神社会館で行われた。
セルダヘイ大使は1987年、日本史を学ぶため神戸大学人文学研究科に留学。そのきっかけは、学生時代にハンガリーで作家・宮本輝さんの通訳を担当したことからだという。宮本さんは長編小説『ドナウの旅人』の取材のためハンガリーを訪れており、宮本さんはセルダヘイさんが日本に興味を持っていることを知り、留学をすすめてくれた。留学先に神戸大学を選んだのは、宮本さんが関西在住だったからだとか。
セルダヘイ大使は10月25日、26日に神戸大学のホームカミングデーに招待されて神戸を訪問。この歓迎会は、関西ハンガリー交流協会と、日本ハンガリー友好協会とで開催された。当日は金澤和夫副知事夫妻、生田神社加藤隆久宮司、伊藤哲雄前ハンガリー大使、兵庫県、神戸市から国際交流担当者や両協会の会員など約40名が参加した。
大使は神戸大学修士号取得後、ブタペスト大学で教鞭をとっていたが、1999年から駐日大使を務めた(その際も神戸を訪問され歓迎会が行われた)。
今回は二度目の駐日大使で、席上では「神戸大好き、神戸は第二の故郷」と話し、ご自身の日本での昔話や自国のオリンピックのメダル数のことなどを流暢な日本語で話され、出席者はハンガリーワインを味わいながら大使となごやかに会話を交わし、満足なひとときを過ごした。