6月号
西宮に住む人の〝お庭〟のようなガーデンズ
阪急西宮ガーデンズ 館長 奥土 恵 さん
阪急西宮ガーデンズは2008年11月、阪急西宮スタジアム跡にオープン。
7年目を迎え、地域住民の暮らしにはなくてはならない存在になっている。
高級住宅街として発展してきた西宮市の代表格「西宮七園」と呼ばれるエリアをマーケットに持ち、館内には4階スカイガーデンを含め5つのガーデンを配置し、地域にお住いの方に、お買い物だけでなくご自身のお庭のように使っていただきたいという思いが〝ガーデンズ〟には込められています。5階阪急西宮ギャラリーでは、阪急ブレーブスや電鉄の歴史をご紹介しています。ホームべース跡や今津線と神戸線のクロスした線路など、館内にはこの地域の記憶をひっそりととどめているスポットもあります。機会があればぜひ一度ご覧ください。
ガーデンズは開業以来、常に旬のものをご提供してきました。お陰さまで上質感のある品ぞろえとサービスであると高い評価をいただいています。これは、地域のお客さまが求められているもの、大事にされているものに応えた結果だと考えています。テナント各店舗もニーズを捉え、時には軌道修正しながら頑張ってくれています。お客さまにもどんどん便利に使いこなしていただき、リピート率も高くなっています。また、幅広い年齢層の地域の方に「来るだけでも楽しい」と思っていただける施設を目指し、スカイガーデンを中心に音楽イベントを始め、知育、生活、文化、定期的な天体観測など多彩なイベントを年間約200本開催しています。毎年11月の周年イベントには力を入れ、昨年はNHK・Eテレさん、西宮市・西宮市教育委員会さんのご協力を得て、文教都市西宮にふさわしいイベントを開催し、ファミリー層の皆さんにご好評いただきました。
西宮市は交通の便が良く、商業施設が充実して生活至便、かつ山と海の自然に恵まれているのが大きな魅力です。お住まいの方の教育熱が高くて文化に対する理解も深く、その知的好奇心に応えるものが多いエリアだと思います。僭越ながらガーデンズも〝住みたい街〟の要因の一つになれたのではないかと思っています。今後もお客さまのニーズの半歩先をいける施設として、地域の皆さまとともに歩んでまいります。
奥土 恵(おくつち けい)
阪急西宮ガーデンズ館長
1994年阪急電鉄㈱入社。2005年より阪急西宮ガーデンズの開発に携わり、2009年より管理運営会社である阪急阪神ビルマネジメント㈱に出向。2012年4月に阪急西宮ガーデンズの館長に就任。2014年3月には開業以来初となる大規模リニューアルを実施