2022年
4月号
マンドリルカレー 深澤宏樹さん  老祥記 曹 祐仁さん  ラージクマール 片山絢一さん

老祥記×人気カレー店が、今だけコラボ!

カテゴリ:神戸, 観光

華麗なる変身! 夢のようなカレー豚饅

「ドリーム豚饅プロジェクト」第一弾のテーマはカレー。スパイスカレーの名店「マンドリルカレー(以下マンドリル)」「ラージクマール(以下ラジクマ)」各々と老祥記がコラボした「カレー豚饅」を4月に期間限定で販売する。

…新しい豚饅を創り、さらにその販売利益で子ども達に楽しい食育の場を提供する「ドリーム豚饅プロジェクト」。曹さんがこの事業を企画したきっかけは?

 神戸の食文化の向上が一番の目的です。コロナ禍で、「食」を囲んで過ごす時間が減ってしまいました。経営が厳しくなって事業縮小する飲食店も多発するなか、何かできることはないかと。お客様が楽しめることはもちろん、店の人のモチベーションもあがり、将来を担う子ども達のためにもなる事業を、豚饅を通してやりたいと思いました。

…コラボ店は公募し、ファン投票で決められたそうですね。

 コラボしたいお店にうちからお願いするシステムでは僕や社長の交流関係のなかで決まってしまい、可能性が広がりません。そうではなく、お客様が望まれる切り口でパートナーを探そうと思い、自薦他薦を問わない募集をかけ、投票制で決めました。

…マンドリルさんは店舗でのカレー販売以外に、ケンミン食品とのカレー焼ビーフン、龍谷大学とのぶどう山椒カレーなど、コラボ事業を多数展開されています。今回の参加も、そのチャレンジ精神に火がついたからですか。

深澤 スタッフが募集要項を見て「うちも絡んでいいですか」と意欲を見せてきましたので、「ぜひ、絡んでこい!」と鼓舞しました(笑)。当店は2012年に創業して10年になるのですが、2019年にフランス・リヨンで開催された食のイベントに神戸代表として参加させてもらったことが大きな転機となりました。「日本のカレー」は海外では認知度が低いとわかり、もっと広く知らしめなければあかんと思ったんです。それで県外の人や海外の人にも楽しんでもらえるよう、店舗での提供のみならず、卸販売やコラボ展開にも取り組むように。今回も神戸のお店と一緒に開発することで、他府県の方に興味をもってもらう機会になるし、神戸に「こんなええもんがあるよ!」と情報発信できますからね。

…ラジクマさんは2019年にトアウエストにオープン。瞬く間に神戸の人気カレー店としての不動の地位を築かれました。

片山 私はもともと東京でサラリーマンとして働いていたんです。大阪への転勤が決まり、せっかくならば、お洒落な神戸に住もうと。山しかない群馬育ちだったことから、海&港町に憧れがあったんです(笑)。会社勤めの傍ら、趣味で作り始めたカレーに没頭し、週末の間借り営業を経て、最終的には脱サラして自分の店をオープン。移り住んできて大好きになった神戸の名物として、大好きなカレーを…との思いから「#神戸をカレーの街に」という活動に注力していたこともあり、このプロジェクトにはぜひ参加させてもらいたいと応募しました。

…150件以上の応募があったとか。すごい倍率ですね。

 投票数ではマンドリルさんとラジクマさんが突出していましたね。圧倒的な人気を集めた2店に即決でした。

深澤 選ばれると思っていなかったので、嬉しいし、頑張りたいなと思いました。祖父が元町で商売をしていて、幼い頃から老祥記の豚饅をよく食べていましたから「偉大なる豚饅にお前、何をやっとるんや!」と祖父ちゃんに怒られへんかなとちょっと心配も(笑)。

片山 オープン3年目の新参者が混ぜてもらう緊張感はありましたが、それ以上に自店以外の技術を得られることへの期待感が大きかったですね。カレー好きとして光栄なチャンス、これを機会に少しでも成長できれば嬉しいです。

…開発への道のりはいかがでしたか?

 うちの豚饅の特徴である肉々しいミンチとカレー味の兼ね合いがポイントです。食べた時のカレー感の出し方が、各々の個性があって楽しいですね。

深澤 僕達の老祥記の味のイメージは、麹を使った皮の甘い香りが口に広がった後、肉の旨味が来る。その順番はしっかりキープしながら、「おっ!」と思える新しいものを作りたいと考えました。そこで見た目は普通だけれど、食べると「カレー豚饅やのに緑⁉」と驚いてもらおうとホウレン草を使ったサグカレーの豚饅に挑戦しました。

 ホウレン草とひよこ豆を使ったカレーですよね。しっかりスパイスを感じて、肉々しいのに重くなく、さらにトマトベースの真っ赤なソースをつけて楽しめる新感覚の豚饅。

深澤 ついクセで、おまけをつけたくなるんです。

 ラジクマさんは看板のキーマカレーをベースにした王道豚饅です。大人向けでかなりパンチのきいたスパイシーなカレー豚饅。うちのミンチをスパイスと炒めて使っているので、香りが抜群にいい。

片山 香りと包みやすさにこだわりました。カレーってお皿で提供した瞬間に香りが立つものなので、皮に包まれていったん落ち着いてしまったものを、かじるなり、割るなりした時のスパイスの爆発具合に悩みました。また包みやすさも、最初はキーマカレーの水分を飛ばせばいいと安直に考えていたのですが、カレーだけに甘くなかった(笑)。

 うちの豚饅は生ミンチを皮で包むという加工が基本。スパイスを立たせるには炒める方がいいとのことでしたが、そうすると生ミンチの粘着がなくなり、ポロポロと肉粒が孤立して包む作業が大変です。そこの調整をお願いしました。

片山 水分を減らしながら粘着度と香りをアップさせる。解決策としてスパイスオイルをつくり、それでミンチを炒める方法を思いつきました。

…小さな豚饅のなかに、アイデアやこだわりが凝縮されて出来上がったわけですね。多くの方の舌を唸らせそうです。

 ファンの多い2店舗とコラボすることで、老祥記未体験の方の来店を期待しています。またカレー豚饅を南京町で買って「おいしい」と思っていただいた方が両カレー店へ足を運ばれるという具合に、イベントが2社の広報活動につながることも強く願っています。

…イベントの収益を活用し、子ども達へ「食」の素晴らしさを伝える食育事業を実施されるとか。

 7月にハーバーランドの「こべっこランド」さんとタイアップして、豚饅包みの体験教室を開催します。プロジェクトを企画するにあたり消費者目線も大切にしていて、「食」を身近に感じてもらう食育事業を考えました。小さい時に食べた物や自分達でつくった体験は思い出として残りますし、それがどこかのお店で楽しめるのならば、大人になった時にまた訪れてみようと思ってもらえる、そんなストーリーを組み立てました。出来るだけ多くの子ども達に体験してもらうために、自社でも食育事業は続けていきたいです。

深澤 僕も家族でよく行った「こばちゃん十八番」の焼鳥とか小さい頃の「食」の思い出は舌に染みついています(笑)。うちの娘3人もぜひ包み体験教室に行きたいと思います。

片山 今のイベントはもちろん、未来のことまで考えておられるのがすごい。自分の成長と子ども達の成長、神戸の「食」の魅力の広がり、全てつながっているのは素晴らしいですね。

 イベントを開催する時は人が一番大切だと考えています。店や料理の味ももちろん大事ですが、協力して下さる店主や会社の考え方が一致して初めて、プロジェクトが出来上がっていくものですからね。神戸について話しあいができる二人と出会えて、とてもよかったと思います。

マンドリルカレー 深澤さん

老祥記 曹さん

ラージクマール 片山さん

ドリーム豚饅プロジェクト 第一弾

老祥記元祖豚饅頭

100年以上前の創業当時から変わらぬ製法で作られた麹で発酵させたもっちりした生地が最大の特徴。肉汁たっぷりの餡を包んだ日本初の豚饅頭。

老祥記×マンドリル×ラジクマ
特製コラボカレー豚饅セット ¥500
※各1個=計3個のセット、売切次第終了

ラージクマール
コク旨スパイシー キーマカレー豚饅

粗挽きミンチとじっくり炒めた淡路産玉ねぎの旨味がたっぷり。パンチの効いた7種のラジクマ特製スパイスが後味に広がります。

ルーはイメージです

マンドリルカレー
スパイス香る 彩りザクカレー豚饅

老祥記のジューシーなミンチにほうれん草とひよこ豆を練り込みました。野菜の甘みとマンドリル特製スパイスが見事にマッチ。酸味の効いたトマトソース付。

ルーはイメージです

4/13(水)・14(木)・15(金)・16(土)
4/20(水)・21(木)・22(金)・23(土)
各日11時より 個数限定で販売
販売場所:曹家包子館
神戸市中央区元町通1-3-7 TEL.078-331-7726
※コラボ豚饅セットの販売は曹家包子館のみでの販売になります。ご注意下さい。

今回、コラボしたカレー店

マンドリルカレー乙仲角(OTUNAKA CORNER)

音楽好きな深瀬氏がバンド仲間と食べるカレーを作っていたことにルーツを持つ。兵庫県産タマネギや米など、地場産素材を多用したカレーは食べ終わると同時に「また明日も!」と中毒的な旨さを誇る。コラボ製品も多数販売しており、安心×毎日満腹=幸せのカレーヘビロテの輪が拡散中!

乙仲角限定!
神戸牛のすじカレーとタイカレーのあいがけカレー
¥680(タンドリーチキン付き)

神戸市中央区海岸通5-1-20
080-5716-6624
11:00~14:30(LO)、17:00〜22:00
不定休
※花隈町に「県庁前本店」もあり


神戸カレー食堂 ラージクマール
本格的なカレーや辛い料理が苦手な人にも食べてもらいたいとの想いから、スパイス感は優しめ、旨味とコクの調和がたまらない一皿を提供。カレー好き大学生の胃袋を掴みまくる。同業者とコラボしたカレーギフトの販売など、「#神戸をカレーの街に」との熱き想いを掲げ、広報活動に注力中!

定番の「3種ナッツの香ばし鶏キーマ」「3種チーズのコク旨ポークキーマ」と「週替わり」の3種あいがけ¥1,100

神戸市中央区北長狭通3-2-16
090-4812-1156
11:30~15:00(LO)
月曜定休
※ご近所に姉妹店「カレー&カフェ ラジクマリ」もあり

「ドリーム豚饅プロジェクト」とは?

老祥記&神戸市内の飲食店がコラボしてオリジナル豚饅を開発販売し、神戸の食文化の向上をめざす。
その収益を活用して子ども達が「食」を学べる「老祥記放課後キッチン」を夏に開設。
豚饅購入者も「子ども達の食育」を応援できる!
※神戸市主催の「withコロナ KOBE応援プラットフォーム」の認定事業

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