2020年
9月号
9月号
音楽のあるまち♬25 ジャンルを越え音楽にはそれぞれ良さがある
ロックミュージシャンのチャーリー・コーセイさん。神戸で50年以上音楽を続けてきた今、「ロックだけじゃない、オリジナルのバラードやジャズ、いい曲ならジャンルを越えて歌い、演奏する」と話します。「Uncle Charlie」を訪ね、お話を伺いました。
60年代、ビートルズから受けたすごい衝撃
―神戸ではロックミュージシャンにお会いする機会があまりなくて…。
上手いミュージシャンがたくさんいますよ、知らないだけじゃないかな?でも職業として続けていくのは難しいかもしれない。大がかりな機材が必要だし、音も大きいからそれなりの会場も必要だし、停電したらで演奏できないしね(笑)。実際ステージでそんな経験もあって、そんな時はアカペラで歌って、トークでお客さんを笑わせるしかない。
―チャーリーさんがロックに魅せられたきっかけは。
1960年代、中学生のとき、ビートルズを聴きすごい衝撃を受けた。今になってみたら「けっこう荒い演奏だなあ」と思うけど、それまでの音楽の決まり事なんか全部すっ飛ばして、初めてあの音楽を始めたのだから偉大。「邪道だ」なんてひどく批判をされながらだからね。
チャーリー・コーセイ
1950年、神戸生まれ。高校卒業後にロック・バンド「ザヘルプフル・ソウル」で歌手としてプロ・デビュー。TVアニメ『ルパン三世』の主題歌で脚光を浴びる。1981年、神戸にBAR「Charlie’s」オープン。現在は移転し「Uncle Charlie」を営む。地元・神戸での活動を中心にCD制作やライブ活動を展開中