2018年
12月号
12月号
甲南大学同窓会 REBORN 61 ! 「オール甲南の集い」
10月21日、甲南大学同窓会 「REBORN 61 !オール甲南の集い」が、甲南大学岡本キャンパス、iCommons(アイコモンズ)で開催された。2019年4月21日に創立100周年を迎える甲南学園。その機運は日に日に高まり、今年は例年にも増して多数の卒業生が母校を訪れた。アイコモンズは100周年記念事業の一つとして岡本キャンパスの中心部に建設された。1~4階部分が吹き抜けになっており、広々とした食堂やカフェをはじめ、多目的ホール、学生ラウンジ、スタジオなど多様な機能を有し、多くの学生たちにとってコミュニケーションの場となっている。この日、初めて訪れる卒業生も多く、新たに誕生した学舎に感動する姿も見られた。
この日、人間国宝の能楽小鼓方大倉流十六世宗家・大倉源次郎さん(1981年卒)による実演とトークショー、サントリーホールディングス㈱代表取締役副会長・鳥井信吾さん(1975年卒)による講演会とウィスキー試飲会、法科大学院・渡辺院長による「模擬裁判」、宝塚歌劇団OGによるスペシャルレビューなどが行われ、幅広い分野で活躍する人材を多く輩出する甲南学園ならではの同窓会となった。
そして、最後は全体交流会。多くの卒業生が参加し、時を忘れてかけがえのないひと時を楽しんだ。会場となったこの食堂は「ヒラオダイニングホール」と名付けられている。創設者・平生釟三郎は、寸暇を惜しんで学生たちと食堂で昼食を共にした。常に学生たちとのコミュニケーションを大切にしたのだ。そんな創業者の思いは、一世紀の時をへた現在も生き続け、未来永劫、引き継がれていくに違いない。