12月号
harmony(はーもにぃ) Vol.10 食品ロスを減らすために②
先月号では、食べられないで廃棄される食品を減らすための一つの取り組みとしてフードバンクを紹介しました。続いてフードドライブとドギーバッグを紹介します。
■フードドライブ
お中元やお歳暮でもらったもの、まとめ買いで買いすぎたもの、冠婚葬祭でいただいたお菓子、おみやげでいただいたもの、などを持ち寄り、困窮者や福祉施設などに寄付する取り組みを「フードドライブ」と言います。海外ではスーパーマーケットの入り口でフードドライブを行うことが多いのですが、日本でもコープこうべや大手小売店で少しずつ広がってきています。集まった食料品はフードバンクなどにも寄付されます。
■「ドギーバッグ」
アメリカで始まった取り組みで、飲食店で食べ残した料理を詰めて家に持ち帰るための袋や容器のことで、本来は犬に食べさせるための容器が語源のようです。残った料理を「持ち帰る」とは言いにくいので「うちの犬の餌にする」という口実で持ち帰ることから広がっていったそうです。食べ残しの料理を持ち帰ることについては衛生面から飲食店の理解が得られにくいこともありますが、ある農業協同組合ではオリジナルの「自己責任表明カード」を作成し、職員が率先してこのカードを飲食店で提示して余った料理を持ち帰る運動を進めています。
■自分にできることは?
環境分野で初めてのノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんが2005年に来日した時「もったいない」という日本語に感銘を受け、「MOTTAINAI」を世界共通語として広めることを提唱しました。マータイさんは「何かを変えようと思ったら、まず自分自身を変えることです」と話しています。食品ロスを少しでも減らすために、あなたはどんなことができますか?
愛の手運動は親に育てられない子どもたちに、
里親・養親を求める運動です。
募金箱の設置にご協力いただける方は
協会にご連絡ください。
公益社団法人 家庭養護促進協会 神戸事務所
神戸市中央区橘通3-4-1 神戸市総合福祉センター2F
TEL.078-341-5046 http://ainote.main.jp/wp/
E-MAIL:ainote@kjd.biglobe.ne.jp
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