2016
12.21
12.21
伝説の名投手スタルヒンと甲陽学院
2017年に100周年を迎える甲陽学院。
かつて高校は、甲子園球場のすぐ近くにありました。
そんな関係もあってか、戦前は野球の名門校として知られていました。
1923年夏には、全国優勝を果たしています。
そんな甲陽学院に、プロ野球の黎明期を支えた伝説の投手、
スタルヒンが在籍したそうです。
「ビクトル・スタルヒン」
名前を聞いたことはありますが、どんな選手だったのでしょうか。
調べてみると、1シーズン42勝、完封試合数83は、
現在でも不滅のプロ野球日本記録のようです。
通算302勝もすごいですね。
戦前、甲陽学院は野球に力を入れるあまり、
当時、北海道に住んでいたスタルヒンを家族ごと呼び寄せ、
野球部に在籍してもらったそうです。
スタルヒンの父親には、仕事まで用意したそうです。
しかし、その実力があまりにも凄すぎて、
「甲陽学院は勝つために、外国人を使って卑怯だ!」という苦情が相次ぎ、
やむなくスタルヒンに学校をやめてもらったそうです。
在籍期間は、わずか3カ月。
100年の歴史の中で、1ページにも満たないエピソードとして残されています。