2019年
3月号
3月号
神戸を代表する企業・経済人が文化振興を支援 神戸文化マザーポートクラブ
8社が協賛して 2018年7月発足
神戸を音楽であふれるまちにしようと、神戸の経済人有志が立ち上がった。芸術・文化に造詣の深い久元喜造市長を顧問に迎え、神戸を代表する企業8社(シスメックス、田嶋、UCC上島珈琲、神戸新聞社、和田興産、オリバーソース、早駒運輸)の会長・社長らが自ら研鑽・議論を重ね、2018年7月2日、神戸市役所において「神戸文化マザーポートクラブ」発足を発表した。世界的視野を持つ企業が、世界で活躍するアーティストたちに「日本で演奏や発表をするのなら、神戸で!」と言わせるまち〝マザーポート〟を目指して動き始めている。
格調高く華やかに開催されたガラコンサートと晩餐会
契機は、2017年の第9回神戸国際フルートコンクール開催まで遡る。神戸の名だたる企業が賛同し、フィナーレをガラコンサートで飾り、晩餐会を開いた。それまでとはひと味違う、格調高く華やかな盛り上がりを見せた。この経験を基に、国際的に高い評価を得ているコンクールの神戸開催継続はもちろん、毎年、何らかの形で優れた文化活動を支援しようという機運が経済界の中で高まった。
神戸の文化的魅力をより一層高めるため積極的に提言も
支援といっても単なる資金援助ではなく、芸術・文化を通して神戸の魅力をより一層高めるための提言をしながら、市民と一体となった活動を積極的に進めていこうとしている。既に企業トップと若手アーティストとの交流の場を設けるなど、今までにはなかった試みもスタートした。
この熱い思いが多くの企業へと伝わり、2月14日現在、新たに26社の賛同を得ている。今後、さらなる広がりに期待が寄せられている。
■ 公益財団法人 神戸市民文化振興財団
神戸市中央区楠町4-2-2
TEL078-361-7105