6月号
住めばわかる、その魅力
住みたい街ナンバーワン、西宮北口。
この街の人気の秘密は一体どこにあるのか。住民目線で、その人気の秘密について考えてみた。
リクルートの「SUUMO編集部」が発表した2015年「みんなが選んだ住みたい街ランキング」の関西版で、3年連続堂々の1位に輝いた西宮北口。さまざまな世代からも高い支持率を受けているこの街の魅力について、住民の視点から考察してみよう。
まず挙げられるのは交通の良さ。西宮北口駅は阪急神戸線の真ん中。三宮へも梅田へも特急で13分前後と神戸へも大阪へも便利な上、今津線で南北のアクセスもスムーズ。大阪空港や関西空港へもバスで直結している。車での移動も便利。山手幹線が通り2号線、171号線もほど近い。高速道路も阪神高速、名神のほか、実は中国道宝塚ICも利用しやすい。
生活施設の充実も大きな魅力だ。西宮北口駅周辺は震災後大きく変わり、以前にも増してお店が充実している。駅の南東には言わずと知れたショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」があり、ここだけで生活のすべてが満ち足りるほど。さらに周辺のお店も個性的で、近年とみに充実してきている。市役所の瓦木支所も近くて便利だ。駅の北東にはかつて市場があったが、その活気はACTAに受け継がれている。スーパーや大型専門店などのお店のほか、行政の窓口や図書館、郵便局、クリニックモールがある。駅の北西は飲食店街だが、銀行や証券会社、医療機関、学習塾なども多い。南西は兵庫県立芸術文化センターやプレラホール、コナミスポーツクラブなど文化施設などが充実、芸術やスポーツが身近だ。
そして、環境の良さも魅力だ。これだけ便利でありながら街が整然と整備され、一歩入ると閑静。特に南東側はもともと田園地帯だったため今も緑が多く、区割りもゆったり。利便性と閑静さを兼ね備え、落ち着いて暮らすことができるバランスの良い街だ。駅の北西は西宮七園に数えられる甲風園・昭和園があり、昔ながらの住宅街の情緒がある。駅の南西は再開発で街路樹と広い歩道が整備され、まるで欧米の街のようだ。
西宮北口駅周辺は、人気のある阪神間においても屈指の好条件が揃っていると言えるだろう。