秋のフードイベントに出店「神戸の洋食」ブースで夢のコラボメニューを！

2025年
11月号

秋のフードイベントに出店「神戸の洋食」ブースで夢のコラボメニューを！

11/8（土）・9（日）東遊園地で開催されるフードイベント「神戸グルメディスカバリー」に、「神戸の洋食」ブースが登場。神戸ファッション協会のプロデュースで神戸の食品企業３社がタッグを組み、２日間限定のコラボ洋食を提供する。どんなメニューが楽しめるの？　９月末、味や提供方法、ブースの設えなどを決める試食会に参加し、詳細を伺ってきました。

ソースを楽しむ
神戸洋食

「神戸の食文化発信事業」の一環として2023年から「これからの洋食」を提案する（公財）神戸ファッション協会。23年の洋食フォーラムや特別食事会、24年の洋食とカクテルのおいしい関係など、様々な食文化を発信してきた。今年、取り組んだのは人気フードイベントでの「神戸の洋食」ブースの出店だ。
11月8日（土）・9日（日）に、東遊園地で開催される「神戸グルメディスカバリー」で、神戸の食品企業３社がコラボしたメニューを販売する。参加するのはエム・シーシー食品（株）、オリバーソース（株）、（株）ロック・フィールドという、人々の暮らしを豊かにする「食文化」をつくりあげてきた神戸の老舗企業。10種から好きな４種のソースを選べる「スペシャルソースで味わう神戸の洋食プレート」と、神戸洋食のルーツの一つ、旧オリエンタルホテルの伝統の味を受け継ぐ「国産牛肉の100年前のビーフカレー」を各日各メニュー500食限定で提供する。
メニューを決定するために協会と３社で何度もディスカッションしたという。神戸の洋食の特徴は？から始まり、ご飯に合う味、子どもからお年寄りが楽しめるもの。さらにソース文化が盛んな神戸ゆえ、洋食の味と発展を支えてきたソースのPRはマスト、神戸洋食ではカレーもソースの一種…などの意見が出され、最終的に2つのメニューに絞り込まれたそう。試食会当日はソースと洋食の相性確認やオペレーション、設営についても話し合いが行われた。
食欲の秋に行われるグルメイベント。神戸の洋食文化の魅力がギュッとつまったスペシャルメニューをぜひじっくりと味わってみてはいかが。

右からオリバーソース(株)代表取締役社長道満龍彦氏、エム・シーシー食品(株)代表取締役社長水垣佳彦氏、
(株)ロック・フィールド常務取締役吉井康太郎氏

コラボメニュー購入者は4種のソースを選べるお楽しみがあり。
こぼれず、余らず、しっかり味わってもらうための提供方法などを検討

オリバーソースやエム・シーシー食品の多彩なソースと
ロック・フィールドのフライの相性をチェック

「だしソースが合うね」「“兵庫県産”ということでバジルソースもいいね」と試食しながら意見交換

注文、支払い、メニュー受け渡し、ソースのチョイスなど
スムーズなオペレーションを考案

会場には酒や肉、様々なブースが並ぶ。そのなかでいかに神戸の洋食をPRするか。看板やポスターなどの設営も重要なポイント

神戸グルメディスカバリー

神戸の食の魅力を発信するフードイベント。昨年度に引き続き、肉や野菜、米から酒まで約40のブースが東遊園地に集結。「おいしい！」を通して自然の恵みや食文化を再発見。
開催日時：
11月8日（土）・9日（日）
11:00～17:00
開催場所：東遊園地
※入場無料、食事代は各ブースで支払い
https://www.mbs.jp/kobe-gourmet-discovery/

出店3社にイベントへの想いを伺いました。

エム・シーシー食品（株）

　当社の創業者は昭和10年に船で世界一周の旅へ出かけ、諸外国の食文化を体験。その「味の感動」を日本のみなさまに伝えたいと調理品を販売させたことが今に繋がります。昭和40年には日本初の業務用デミグラスソースの缶詰を発売。現在は業務用・家庭用向けに様々な洋食メニューを製造販売しています。こだわりは本物の味の再現です。今回も旧オリエンタルホテルの味を復刻させた自慢のカレーや各国のソースを提供します。当社商品を通じて、洋食文化を培った神戸の魅力を伝えていきたいと考えています。

素材とホテル由来の丁寧な製法にこだわった「100シリーズ」

オリバーソース（株）

　開港以来、海外から香辛料が入荷。それらを使ったウスターソースを作るメーカーも次々と誕生。神戸の洋食を支える独自の食文化として多彩な地ソースが根付いていきました。昭和23年には当社が日本初で「とんかつソース」を開発。その後、「どろソース」をはじめ、様々な調味料を開発し、神戸の洋食店やお好み焼き店、ご家庭で愛用いただいています。今回は神戸のソース文化を楽しんでいただけるよう王道から個性派まで多様なソースを用意。色々比較しながら、お気に入りの味を見つけてもらえれば嬉しいです。

イベントでは最高級の３年物熟成ソース「CLIMAX」も登場する

（株）ロック・フィールド

　惣菜店「ＲＦ１」や「神戸コロッケ」などを展開する当社は、創業者が昭和40年に元町で開業した欧風レストランをルーツとしています。神戸ビーフのステーキやハンバーグが評判でしたが、その後の欧米視察でデリカテッセンと運命的な出会いをし、日本でのデリカテッセン起業を決意した歴史があります。神戸の洋食ではソースをかけることで完結する料理がたくさん存在します。今回のイベントでは主役のソースを引き立てる優しい味のフライをご用意。どのソースとも相性抜群、添えのキャベツも含め、ソース洋食をお楽しみください。