9月号

旧湊山小学校跡に「みなとやま水族館」誕生! 五感で生きものとの一体感を
7月1日にグランドオープンしたNATURE STUDIO。村上工務店が学び舎のテイストを残しつつ旧湊山小学校をリノベーションした。自然と気軽にふれあえるこの新スポットの中の施設、みなとやま水族館の人気が沸騰している。
「生きものと語ろう」をコンセプトに、約200種類のさまざまな生物と一緒の時間を過ごせる工夫がいろいろ。水槽の前には椅子やクッションを用意、靴をぬいで上がれるスペースもあり、じっくりとその不思議な生態を観察すると時が経つのを忘れそうだ。

①人気者のコツメカワウソ

②141年の歴史に幕をおろした湊山小学校が、
「NATURE STUDIO」としてリニューアル。
7月1日に「みなとやま水族館」がオープン
③天井からはガジュマルの木が?
また、順路の設定がないのも特徴。サンゴと熱帯魚が美しい潮騒の教室、クラゲがゆらめきチンアナゴになりきれる穴もある海辺の教室、宝石のようなエビと水琴窟の音が心癒やす静寂の教室、理科室を再利用した標本資料室、身近な日本の淡水魚が泳ぐ川べりの教室、南国の楽園のような木漏れ日の教室の各ゾーンを自由に行き来できるから、大きな水族館でよくある「一度過ぎ去ったら戻れない」事態とは無縁だ。

④「動きが面白い生物を集めました」と、みなとやま水族館館長の岩村文雄さん
⑤水槽の前で足を止めてもらうために水槽は低く設定されている
⑥じっくり観察してほしいと、水槽の前にはクッションを設置

⑦校長室跡はショップに
⑧水琴窟の水音が心地よい展示室
⑨靴を脱いでくつろぎながらゆっくり水槽を観察できる展示室
水中の生きものだけでなく、きれいな小鳥、ユニークなナマケモノ、愛嬌たっぷりのアヒルなども飼育。そして元気いっぱいのカワウソ、秀太朗と文太朗のかわいいこと!ダイナミックな泳ぎをぜひご覧あれ。
ドクターフィッシュの水槽に手を入れたり、コイにエサをあげたりと、ふれあいも楽しい。また、釣り堀ではニジマス釣り体験もでき、釣った魚はから揚げに。食べることも、命の大切さを知ることに繋がる。ショップではオリジナルのミナミトビハゼのぬいぐるみがイチオシだとか。
水族館を満喫したあとは、2階のフードホールで併設のブルワリーのクラフトビール、カレー、りんごスイーツをぜひ。
「見ていて飽きないように、動きのある生きものを展示しています。今後はさまざまなプログラムを展開していきたいですね」と館長の岩村文雄さん。子どもはもちろん大人の好奇心も刺激する、小さくとも見どころ盛りだくさんの水族館で、自然との距離をグッと縮めよう。

⑩ニジマス釣りも体験できる
⑪釣り上げたニジマスはGARDEN KITCHENで調理してもらえる

⑫9種類のカレーから2種類を選べて850円(カレー&カフェ マンドリル)
⑬蜜入りりんごのアップルパイ(右/432円)、
りんごパイ(410円)、りんごサイダー(432円)は
プラス108円で「こおりんご」もトッピング
⑭1階が水族館、2階がFOOD HALL
みなとやま水族館
神戸市兵庫区雪御所町2-24-101
NATURE STUDIO EAST1F
10:00〜18:00(17:00最終入館)
定休日 不定休
チケットは、みなとやま水族館WEBよりご購入いただけます。
みなとやま水族館WEB
https://minatoyama.jp/