4月号
国際女性デーを祝い、男性と共に社会の在り方を考える
3月8日は国連が定める記念日「国際女性デー」。「ミモザの日」とも呼ばれる。
この日を前に3月5日の午後、関西グローバル協会(KGS)が主催する
「国際女性デーを男性と共に」が神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開催された。
KGSは2018年、ジュリアン・バート氏、ウイリアム・フォラン、ケイ・フォラン夫妻が発起人となり設立され、世界に存在する多様な文化の発信を目的に活動を始めた。しかし新型コロナウイルス感染症拡大に伴い自由な活動は制限され、国連が目指す持続可能な開発目標「SDGs」推進の一環として2020年、2021年に予定していた国際女性デーを祝う会も止むを得ず延期を決定した。今回は感染予防対策を徹底した上で満を持しての開催となり、オープニングに当たってウイリアム・フォラン氏は「多くの方々、団体、企業のご支援のお陰でこの特別な日を祝うことができました」と感謝の意を表した。
基調講演で芦屋市の女性市長・伊藤舞さんは「『政治は男がするもの』という認識がまだまだ根強くある」と指摘し、男性、女性が共に仕事をする上での考え方やライフ・ワークバランスをどう変えていくべきかについて話した。在大阪・神戸アメリカ総領事のリチャード・メイ氏は欧米での国際女性デーとジェンダー公平・平等についての歴史的経緯、さらにアメリカ合衆国現政権の取り組みについて語った。質疑応答に続き、ティータイムを兼ねテーブルごとのディスカッションと発表が行われた。
在大阪イタリア総領事のマルコ・プレンチペ氏は「女性が社会で果たす役割は非常に重要」と話し、詩を紹介し「皆さん微笑みを忘れずに!」と呼びかけスパークリングワインで乾杯。ハーバーランドの夕景を楽しみながらのライブ・ミュージック・セッションは賑やかな歓談の場となった。最後にアドバイザーを代表して神戸商工会議所副会頭の伊藤紀美子さんは、3年ぶりにミモザの日に集えた喜びと感謝を語った。在大阪・神戸ドイツ総領事のマーティン・エバート氏は、ウクライナで苦しんでいる女性や子どもたちに思いを馳せ「世界中でたくさんの女性が頑張っています。良い方向に進むと信じています」と締めくくった。
KGS 事務局
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