2021年
8月号
8月号
GLION MUSEUM 名車との出会い vol.16
BMW初の独自モデルの進化版
─BMW315/4 Cabriolet─ (1935年)
飛行機エンジンメーカーとして産声を上げたBMWは、1928年に英国メーカーのライセンス生産をおこなっていたディクシー社を買収して四輪車事業に乗り出し、1933年には初の独自モデル、303を世に送り出した。BMWの代名詞、キドニーグリルの元祖でもある303は、航空機で培った技術に裏打ちされた水冷直列6気筒OHVエンジンと、モダンデザインの最先端を行くバウハウスのノウハウを取り入れた革新的な造形美が絶賛され高い評価を得た。この潮流に乗るべくBMWはすぐさまパワーアップしたマシンを開発、それがこの315だ。エンジンは6気筒で、303の1,173ccに対し315は1,499ccへと増強、最高速度も10km/hアップして100km/hに。走りとデザインの融合というBMWらしさの原点にある1台だ。
※参考資料 デイビット・キーリー『BMW物語』アスペクト 『ワールド・カー・ガイド14 BMW』ネコパブリッシング
お問合せ
BMW ハーバー神戸支店
神戸市中央区新港町11-1
TEL:078-391-3578
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日及び第2水曜日
https://kobe.bmw.jp/sannomiya