1月号
ITC-Jカウンスル No.3 40周年を祝して
2020年11月30日、神戸ポートピアホテル 偕楽の間において、ITC-J(インタラクティブ トレーニング イン コミュニケーション ジャパン)カウンスルNo.3「40周年記念会合」が開催された。
40年の歩みを振り返りつつ
新たなテーマ「基本と改革」へ
ITCは1938年、アーネスティン・ホワイト女史によりサンフランシスコで設立された。日本では現在、ITC-JカウンスルNo.1からNo.8内にそれぞれ複数のクラブが開設され、コミュニケーション能力を高め、家庭、仕事、地域の活動に生かそうと研さんを重ねている。
カウンスルNo.3 40期は「Basic&Innovation~基本と改革~」をテーマに昨年8月、8クラブ、会員113名(重複含)でスタートした。会合では中井惠俐子会長が感謝の意を表し、各クラブから提供された写真で構成された映像を見ながら40年の歩みを振り返った。ゲストの神戸新聞執行役員事業局長・太田貞夫氏の祝辞に続き、ITC-J海老原あかね会長からの祝辞と共にカンスル№3の現在に至る歴史が紹介された。さらに40年継続会員3名への表彰状と記念品贈呈、各方面からの祝電披露などが続き、午前の部を終えた。
〝商売〟とは〝笑売〟
目的は人を楽しませること
昼食を兼ねた祝宴を挟み、午後の部は平田進也氏の講演「人と人をつなぐ思いの伝え方」で始まった。〝なにわのカリスマ添乗員〟と呼ばれ、JTBで企画するツアーはリピーターが続出する大人気、ファンクラブには約2万2000人の会員がいるという平田氏が40年以上にわたる添乗員人生で目指したのは「人を楽しませること」。「笑いは人のバリアを解き、財布の紐も緩ませます」と笑いで会場を盛り上げた。年間約8億円の売上を誇る平田氏だが、入社当初は企画したツアーが全く売れず、そこで気付いたのが「売る」という行為は「売らない」「売り急がない」「売り付けない」こと。「儲けは考えず、『お客様に喜んでもらおう』と考えたときツアーが売れ始めました」と話す。立て板に水のごとく話す平田氏の講演に引き込まれ、会場は終始笑いに包まれ和やかな雰囲気のなか会合は締めくくられた。
次回予告─────────
カウンスルNo.3 第2回会合案内
2021年4月26日(月)
神戸ポートピアホテル
プログラムはスピーチコンテスト