7月号
「考えるな、感じろ!」 生誕80年の年に蘇る ブルース・リーからのメッセージ
今から47年前の1973年7月。伝説のアクションスター、ブルース・リー(李小龍)が32歳の若さで死去した。彼が生まれたのは1940年。今年2020年は彼の生誕80年の記念の年でもある。その節目となる7月3日から、「ドラゴンへの道」など彼の代表作4本を一挙上映する記念イベント「ブルース・リー4Kリマスター復活祭2020」が、全国約30館の劇場で開催される。
遺志を受け継ぐ映画人たち
「ブルース・リーに影響を受け、憧れて映画界へ進んだ…」。これまで国内外の数多くの映画監督や俳優ら映画人を取材してきたが、彼への熱い思いを語るこんな声を、数えきれないほど聞いてきた。
「彼のセリフはすべて記憶し、暗唱できますよ」と、スーツ・アクターを経て映画俳優としてデビューした唐沢寿明は豪語した。撮影現場で、共演者たちのアクションの振り付けや殺陣の指導者としても活躍する岡田准一は、ブルース・リーが創設した武道「截拳道(ジークンドウ)」を習得し、今ではインストラクターの資格も持つ本格派だ。
日本でブルース・リーの主演映画が初めて公開されたのは1973年12月。「燃えよドラゴン」は日本中で大ヒットした。怪鳥音と呼ばれた〝アチョー!〟という独特の叫び声とともに、カンフー映画ブームは社会現象にもなった。
「何十回見たか分かりません」と俳優、監督としても活躍する竹中直人や内村光良らは熱く語ったが、日本公開時、すでに彼は亡くなっていたのだ。
原題は「Enter The Dragon」。日本でのタイトル「燃えよドラゴン」には、こんな逸話がある。
(戸津井康之)
公開
なんばパークスシネマ 7月3日(金)~
塚口サンサン劇場 7月17日(金)~
元町映画館 7月18日(土)~
■上映作品
「ドラゴン危機一発」 ※日本初公開時復元英語版(マイク・レメディオスの主題歌入り)
「ドラゴン怒りの鉄拳」 ※5.1ch英語版(マイク・レメディオスの主題歌入り)
「ドラゴンへの道」 ※日本初公開時英語版(マイク・レメディオスの主題歌入り)
「死亡遊戯」 ※日本初公開時英語版(ブルース・リーの怪鳥音入り)
■配給・宣伝お問合わせ
ツイン https://www.twin2.co.jp/
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