3月号
harmony(はーもにぃ) Vol.25 「妻が願った最期の七日間」の詩
2019年3月9日付朝日新聞「声」欄に「妻が願った最期の7日間」と題した投書が掲載され、SNS等で瞬く間に広がり、本の出版や歌にもなり多くの人に深い感動を与えました。投書したのは宮本英司さん(72)。妻の容子さんが末期の癌となり、昨年1月に亡くなりました。享年70歳。病室の枕元のノートに「7日間」という詩が残されていました。
「声」欄から引用すると、
「神様お願い この病室からぬけだして7日間の元気な時間をください
1日目には台所に立って 料理をいっぱい作りたい あなたが好きな餃子や肉味噌 カレーシチューも冷凍しておくわ
2日目 織りかけのマフラーなど趣味の手芸を存分に楽しむ。
3日目に身の回りを片付け、
4日目は愛犬を連れて私とドライブに行く。箱根がいいかな 思い出の公園手つなぎ歩く
5日目 ケーキとプレゼントを11個用意して子と孫の誕生会を開く
6日目は友達と女子会でカラオケに行くのだ。
そして7日目は あなたと二人きり 静かに部屋で過ごしましょ 大塚搏堂のCDかけて ふたりの長いお話ししましょう」
投書欄は字数の制限があるので原文は省略して記載されていますが、この詩の最後に「神様お願い 7日間が終わったら 私はあなたに手を執られながら 静かに時が来るのを待つわ 静かに時が来るのを待つわ」と括られています。
闘病から始まった夫婦の交換日記の最後の一行に、容子さんは綴っていました。「頑張って、生きたいよ」と。
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