2019年
3月号
3月号
国生みのふるさと 淡路島へ ⓽ 沼島 国生み伝説の聖地
沼島は、淡路島の南4・6㎞の紀伊水道北西部に浮かぶ、南あわじ市に属する離島で、瀬戸内海国立公園の一部。奇岩が多く、その象徴でもあるのが、高さ30mを誇る上立神岩(かみだてかみいわ)。国生み伝説によれば、「いざなぎ」と「いざなみ」の神が、天の浮き橋から天の沼矛(あまのぬぼこ)を差し降ろして、青海原(あおうなばら)を「こをろこをろ」とかき混ぜ、矛先からしたたりおちた潮がつもって島となり、この上立神岩に降り立ったと伝わる。おすすめは約2時間の半周ウォーキング。お地蔵様が祀られている山道は静かで人通りもほとんどなく、太古のロマンに想いを馳せながら、五感で自然に触れ合いたい。v