2月号
フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島福良がオープン
去る昨年12月16日、南あわじ市の福良港近くにフェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島福良がオープン、齋藤元彦兵庫県知事や守本憲弘南あわじ市長らが駆け付けテープカットをおこなった。
同ホテルはキングとツインのみの全100室。シンプルでありながら、さすがは世界的ブランドと唸らせる快適性とおもてなしで、旅の疲れをやさしく癒やす。マリオットのサービスの原点でもあり、その創業者夫婦が友人をもてなした牧場の名にちなむ「フェアフィールド」に由来していることからも、クオリティに抜かりはない。
面白いことにレストランは備えておらず、夕食は地元の店でという趣向。このことは地域経済の活性化にも繋がるだろう。朝食は食の宝庫、淡路産の素材をふんだんに使った朝食ボックスを (朝食ボックス付きプランは要予約制)。
ワーケーションにも対応可能で、1階の共用スペースでは電源を用意し、高速Wi-Fiやコーヒーもフリー。観光のみならずビジネスユースにも好適だ。ロングステイに不可欠なランドリーも備える。
積水ハウスとマリオットが10の道府県で展開する「Trip Base道の駅プロジェクト」の1つでもあり、道の駅福良や福良バスターミナルに隣接する至便なロケーション。世界遺産を目指す渦潮をめぐるうずしおクルーズや、日本遺産の構成文化財の1つでもある淡路人形座など、ここでしか体験できないアクティビティも歩いてすぐで、観光拠点として申し分ない。
安心して宿泊できながら、地域との濃いふれあいが愉しめるこのスタイルのホテルは、2025年の万博をひかえインバウンドからのニーズが高まっていくだろう。兵庫県内ではこことすでに開業した神鍋高原、兵庫但馬やぶに加え、淡路市の東浦に同ブランドのホテルがオープン予定で、「兵庫テロワール旅」に厚みをもたらせるとともに、マリオットの顧客の来訪増加が期待される。
神戸からの〝近旅〟でも、ここにステイすれば見える景色がいつもと違うかもしれない。
フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島福良
南あわじ市福良甲512-154
TEL.06-6743-4750(9:00~18:00、日・祝・年末年始休)
https://fairfield-michinoeki.com