2013年
1月号
1月号
耳よりKOBE 親和学園・卒業生有志による「第4回和ON会」 世代を超え、文化・芸術を通した交流を
昨年、創立125周年を迎えた親和学園。2010年には、さまざまな文化・芸術活動を行う卒業生有志の集い「和ON会」を設立した。「和」には「あえる」という意味がある。「和」の心をもって「ON」することで、卒業生たちが世代を超え、文化・芸術を通して交流を深めていくという意図がある。
昨年、11月15日から20日まで、会員たちの作品を発表する「第4回和ON会」が、さんちかホールで開催された。洋画、日本画、書、彫刻、写真、篆刻、舞台美術…、26人のOGが出展。
生田神社・加藤隆久宮司の奥様、昌子さんは、「ねばりのある瑞々しい線を書きたい」という言葉の通り、優雅で伸びやかな書の世界を表現。大淵智恵美さんの金地を用いた高貴な日本画も目をひいた。藤木弘子さんは、革染色で震災に遭った神戸の街を題材に。その精巧で手の込んだ手法は見る者に驚きを与えた。
ジャンルを超えた作品のコラボレーションは、不規則で予想外の“楽しさ”があり、来場者を大いに楽しませた。2013年に予定される「第5回和ON会」も楽しみ!