3月号
KOBECCO催しもの情報
県美 シネマクラシック
「若者たち」三部作
兵庫県立美術館
世代を超えて語り継がれる名作を上映する「シネマクラシック。3月は『君の行く道は、果てしなく遠い…』のテーマソングでも有名な、「若者たち」シリーズ三部作を一挙上映する。「若者たち」(1967)、「若者はゆく」(1969)、「若者の旗」(1970)は現代にも通じる青春ドラマの原型であり、60年代に社会現象となった。出演は田中邦衛、橋本功、山本圭、佐藤オリエ、松山政路ほか。
■日時 3月21日(金祝)
若者たち10:30 若者はゆく13:00 若者の旗15:10
■料金 一般1,300円(三作品すべて観覧可能)
■交通 阪神「岩屋(兵庫県立美術館前)」徒歩約8分
■お問い合わせ 兵庫県映画センター TEL.078-331-6100
堀尾貞治
あたりまえのこと<今>
BBプラザ美術館
堀尾貞治(1939-)は神戸市兵庫区に生まれ、美術教師や叔父の影響により、15歳の時に一生美術をやりつづけると決意するものの家庭の事情により美術学校へは進めず、三菱重工神戸造船所へ入社。定年を迎えるまで、仕事と創作活動を両立させ、多い時には年間100回以上という超人的なペースで個展やパフォーマンスなどを行ってきた。
目に見えない「空気」という存在を「あたりまえのこと」と表現し、行動的な制作から生み出す「空気」を可視化するための様々な試み、例えば木片やパレットなど、身の周りのあらゆるものに、毎日1色ずつ塗り重ねていく<色塗り>。今回は<色塗り>作品約三千点のほか、30年間近く一貫して「あたりまえのこと」をテーマに行ってきた身体的行為から集約された美術表現の「今」を紹介する。
■会期 3月21日(金) ~ 6月1日(日)
■時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
■休館 毎週月曜日(但し5/5開館、5/7休館)
■料金 一般 300円 大学生以下無料
■交通 阪神「岩屋(兵庫県立美術館前)」すぐ南、BBプラザ2F
■お問い合わせ TEL.078-802-9286
異人館の街に愛の調べ
チャリティーコンサート
神戸西かざみ鶏の館アートホール
チャリティーコンサート「異人館の街に愛の調べ」は、ソプラノ歌手・中嶋常乃さんの呼びかけで1984(昭和59)年に北野のシアターポシェットでスタート。当時、中嶋さんの音楽教室に里親とともに暮らす女の子がおり、彼女が音楽の楽しさを知り次第に明るい自信に満ちた少女に成長したことに感動した。そのことがきっかけで、親と暮らせない子どもたちのための里親運動を続ける家庭養護促進協会へ寄付するためのチャリティーコンサートを開催。
30周年を迎える今年は、テノールの藤川泰彰さんをゲストに、中嶋常乃(ソプラノ)、中嶋將晴(ホルン)、北野完一(ピアノ)、河野佐季(ピアノ)らが出演。さまざまな福祉チャリティーコンサートや、音楽指導、子どもたちへの心の教育活動などさまざまな活動を続ける明石芸術家協会が主催。当日は、同協会が主宰する音楽栄誉賞等の授賞式も開催される。
■日時 3月30日(日)14:00開演
■料金 5,000円(前売4,000円)
■場所 神戸西かざみ鶏の館アートホール
■交通 JR・山陽「明石」駅より神姫バス「がんセンター前」下車
西へ徒歩2分
明石市和坂1-9-3
■お問い合わせ TEL.078-922-7828(明石芸術家協会)
やきものって何ダ?
―陶芸美術館8館の名品に学ぶ―
兵庫陶芸美術館
茶碗や湯のみなど、日本ほど普段の生活にやきものが溶け込んでいる国は、古今東西他になく、国内各地ではその土地ごとに特徴あるやきものが作られてきたためそのバリエーションはきわめて幅広い。
各やきものの産地に所在し、やきものを専門的に収蔵し展示・公開する美術館・博物館、8館が加盟した「陶磁ネットワーク会議」。本展では、各館自慢の逸品を紹介するとともに、やきものがどのように作られ、使われたのか、やきもので何を表現したかなどのテーマについて8館のコレクションを組み合わせて紹介する。
■会期 3月8日(土)~6月22日(日)
■開館 10:00~18:00
※4/1~は19:00まで、4/29~5/6は21:00まで
(入館はいずれも閉館30分前まで)
■休館 月曜日(5/5開館、5/7休館)
■料金 一般1,000円 大学生800円 高校生500円
中学生以下無料 65歳以上半額
■交通 JR福知山線「相野」駅下車→駅前より神姫グリーンバス
「兵庫陶芸美術館」または「清水」行き「兵庫陶芸美術館」下車
■お問い合わせ TEL.079-597-3961(篠山市今田町上立杭4)