5月号
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耳よりKOBE 阪神電鉄 大阪-神戸開通110年記念 合同企画展が阪神沿線の7館で開幕
阪神電鉄の大阪-神戸開業110年を記念した展覧会「阪神沿線の文化110年」が、阪神沿線の7つの美術館、博物館等で開催。開通記念日である4月12日にはBBプラザ美術館で開幕イベントが開催され、まず連携展の実行委員長である坂上義太郎さん、西宮市の今村岳司市長、阪神電気鉄道株式会社の藤原崇起代表取締役社長があいさつ。続いて、「古典からモダニズムまで -阪神電車が結ぶ歴史と文化」と題し田辺眞人さんが講演した。「官営鉄道は、1872年に新橋-横浜間が開通し、その2年後の1874年に大阪-神戸間が開通。その後、地域に根ざした鉄道をとの要望があり、阪神電鉄が1905年に神戸(三宮)-大阪(出入橋)間に鉄道を開通し、これは日本最初の広軌の都市間電鉄だった。その110年後の今日4月12日にこうして講演することができて光栄です」と田辺さん。「阪神電鉄は、住民の便宜を図るとともに、今回の合同企画展でも示されたとおり、長年地域文化への貢献を続けてこられました」とも。会場となったBBプラザ美術館では、「神戸の歴史とアートの旅 ―近代化の轍(わだち)―」を開催中。「神戸」エリアにおける110年の文化・芸術に焦点をあて、洋画・版画などのアート作品と、貴重な写真、絵葉書などの関連資料により回顧する。6月14日まで開催中。
また、合同企画展にあわせて阪神間の文化、歴史などを紹介した『阪神沿線 まちと文化の110年』(神戸新聞総合出版センター)が出版された。
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講演する田辺眞人さん
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BBプラザ美術館展示会場
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左から、BBプラザ美術館顧問で本展の実行委員会委員長の坂上義太郎さん、西宮市の今村岳司市長、阪神電気鉄道株式会社代表取締役社長の藤原崇起さん
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定価 本体1,204円+税
神戸新聞総合出版センター刊
阪神沿線7館合同企画展
阪神電鉄大阪-神戸開通110年記念「阪神沿線の文化110年」
■会場/芦屋市谷崎潤一郎記念館、BBプラザ美術館、尼崎市総合文化センター、芦屋市立美術博物館、西宮市大谷記念美術館、白鹿記念酒造博物館、西宮市立郷土資料館(開催日順)
※8月30日(日)までの期間各館で順次開催