4月号
平尾工務店の木のすまいで家族の安心と国土の安全を|平尾工務店
平尾工務店の木造住宅は、構造材に国産材、中でも品質の高い紀州材を使用しています。温暖湿潤な紀伊山地で育ったスギやヒノキは、細かい年輪幅、強度と光沢、ねじれや狂いの少なさという建築材に求められる条件を兼ね備えています。
わが国の面積の約3分の2は森林で、うち約4割が人工林です。人工林の森林備蓄量は約35億立米もあり、日本は世界屈指の森林資源大国です。
しかし、これだけの資源量がありながら国内の森林資源の消費量は年間で2千万立米ほどと少なく、木材自給率は4割にも届いていません。当然ですが樹木は成長するので、国産材の利用が進まないと森林備蓄量は増加する一方となり、現に人工林の森林備蓄量は2012年から2022年の10年間で5億立米も増えています。つまり、使うべき森林資源がありながら手をつけられず、多くの輸入材が使用されているのです。
本来、人工林は適切な時期に更新するべきです。CO2の吸収量が減る樹齢50年以上のスギやヒノキを伐採して再植林することは温暖化防止のためにも良いですし、花粉症対策にも結びつきます。伐採されず森林が放置され続けると山の保水力が低下して土砂災害に繋がり、植林~育成~伐採~再植林のサイクルが崩壊すれば中山間地の重要な産業である林業の衰退にも直結します。
国産材の住まいはこれらの課題解決の一助となり、その積み重ねが林業を活性化させ、森を健全な状態に保ち、国土や環境の保全、ひいては安心安全な暮らしを守ることにも繋がります。
そして、国産材を使用すれば風土に合った家づくりも可能です。輸入材は防疫や腐敗防止のために殺虫剤や防カビ剤、防腐剤などを使用し、輸送距離も長いですが、国産材は基本的に薬剤を使用しないので安心ですし、運搬によるCO2排出量も少なくて済みます。
住む人にやさしく、環境にもやさしい。国産材をふんだんに使った平尾工務店の住まいは、わが国の未来も見つめています。
株式会社平尾工務店
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